去年のクリスマスランチは塩焼きそば、
鉄板に乗って供される美味しい熱々。
カレースパゲティを発見したとき
「マスター最高!」厨房にハイタッチしに行ったなぁ(嘘)。
畑が楽しみなのか、
この味に会うのが楽しみなのか、
どちらもあるから向かうんだ!
畑メイトさんと、もしくは一人ででも
入っちゃう、居心地いいお店。
今年の秋のある日、食べ終えたころに
マスターが珍しく私の席まで来てくれたので
なにか?と思ったら
「加藤さんさ、実は年内でこのお店を閉めることになったんだよ…」な告白。
その後の畑作業はどうだったか覚えていないくらいショッキングな発表ではあったものの、
それでもお二人のお気持ちも理解出来たので、
ならば最後の最後まで大好きを味わいつくしてさよならしたい!と
ランチはもちろんのこと、
夜の部にも参戦!と全力で楽しませていただきました。
(ハンバーグとワインが…って、もっと早く夜デビューもしとくんだった)
そして昨日の畑納めがお店納めともなり
畑メイトさんとパートナー、そして夫と4人でお邪魔し、これまでのお礼をお伝えに。
ハヤシライスもアメリカンクラブサンドイッチも
カレーもビーフシチューも
「いつもの、チョイ辛ね!」なカレースパゲティは
みんなにも味わって欲しくって大盛りに。
噛み締めるごとにこれが最後…と、鼻の奥のツンとする痛みは辛さなのか淋しさなのか、そのどちらなのかもと思いながら、存分の存分に満喫して、最後にお二人へご挨拶。
言葉に出来ない想いは手紙にしたため
プレゼントに添えました。
「下手な字でごめんねー」と、マスターが差し出してくれたのは、カレースパゲティのレシピ。
他にも魅力的なメニューがあるのに、ほぼこれ一択だったからか…ありがたすぎる頂き物。
マスターのようには作れないけれど、
マスターの味があると思うだけで、淋しさが薄まりました。
暑い日も寒い日も、優しいお声で迎えてくださり
「行ってらっしゃい」と見送ってくださった
マスターとママさん。
当たり前に会うことはなくなってしまいますが
またどこかでこんにちはが出来る日を楽しみに
私は畑へ向かいます。
店名の“ベルビュー”はフランス語で『いい眺め、美しい景色』との意味。
テーブルに置かれたお料理はまさにそうだったかと
本当に美味しいをありがとうございました