強い雨粒の音、コーランの声、その後聞こえる鳥の鳴き声。
モロッコ、フェズの朝が始まりました。
昨日はフェズ到着後、初の町歩き。
「メディナ（旧市街）は迷路のようなので、
地図を見たって必ず迷います」
何を読んでもそう書かれているので、
ガイドさんに案内を
お願いすることにしました。
Houssinさん。発音難しくて最後まできちんと名前で呼べなかったけど、
「私はほとんどの道を知り尽くしてるから！」
お願いします、頼りにしてます。
このメディナは“食品エリア”“洋服エリア”“皮エリア”など、それぞれいくつにも分かれているようで、飽きることなくお散歩出来ます。
カゴいっぱいのオリーブとか
ラクダの肉とか
お帽子をかぶせるかのように焼く、うっすいクレープ的なものとか。
（街の人はこれをごっそりと買って行ってました）
「はい、じゃここへ！」
ブー・イナニア・マドラサという神学校だった所へ案内されました。
壁面の彫刻や床のタイルに見惚れていると
「はい、じゃあ、そこ立って！」
突然の2ショット（嬉しい）。
細いメディナの中で、運搬を担う馬。
「胃にいいよ、これ！」そう言われて買ってみた謎の果物。
トロトロの実、カッチカチの種。
「その種も食べて！」って言われたけど
歯みたいな食感でこっそりティッシュに包みました、ごめんなさい。
共同焼き窯。
伸ばしたパン生地を何人かの人が、トレイに載せて運んでいました。
そして。
「ここはアルガンオイルのお店。今人気でしょ？」
ガイドさんに誘われ、店に入り説明してもらって
お試しにとじっくりオイルを手に塗り込んでもらって、
「ほら、こんなに美しい手になるんですよ。
一本ならこの値段だけど、まとめて買うなら安くしちゃいます」とお店のご主人。
通販番組的にオススメ上手！
いよいよやってきた怒涛の買い物交渉タイム！
若かりし頃のマラケシュでは
このエネルギーにヘトヘトしたけど
大人になって帰ってきた私、
さてどうする？？
（つづく）