就職支援 | ☗息子と将棋☖

☗息子と将棋☖

将棋に取り組んだ息子たちの約2年間の記録です。

私はあるプロスポーツに携わる仕事をしているのですが、先日、選手現役引退後のセカンドキャリアについてサポートしている業者さんとお話しする機会がありました。

 

その道一筋で来られた方(=プロ)は引退後の就職が容易ではありません。

その業者さんは、現役を引退された選手の適職診断や履歴書の書き方等々、様々な面でサポートされているようです。

 

印象的だったのは、その業者さんが現場で聞いた声で、「プロを目指したが、プロになれなかった子の就職支援を出来ないか」と相談されたということ。

 

プロ引退後、ではなくて、プロになれなかった子の就職支援というわけです。

 

なるほど。

 

咄嗟に頭の中で、将棋に置き換えて考えてしまいました。

 

奨励会には年齢制限があるため、かなり精神的に追い詰められながら将棋に励む子も少なくないと聞きます。

以前、ねほりんぱほりん(NHK)に出演された元奨の方のお話はあまりにも強烈でした。

 

 

例えばの話、奨励会員等を対象とした就職支援団体があったりして(もうあるのかもしれませんが)「棋士になれなくても、他に就職先はあるよ」と別な道を示せれば、いくらか気持ちにゆとりができたりしないだろうか。

奨励会レベルとなれば無茶苦茶頭良さそうだし、欲しがる企業も普通に多そう。

 

でもまあ、どの道であれ「ダメだった時のことを考えてプロを目指せるものか💢」とのお叱りの声がもれなくセットで付いてくるものです。

 

しかしこれは、プロを目指すご本人だけの問題ではなくて、例えば「ご家族が安心して我が子をサポートできる体制を」という意味でも、あっても良いのではないかな、とか考えた次第です。

 

 

・・・あ、ウチの息子たちは奨励会レベルとは程遠いところで将棋を楽しんでいますので、我が子の心配をしているわけではないですよ💦