朝の読書 | ☗息子と将棋☖

☗息子と将棋☖

将棋に取り組んだ息子たちの約2年間の記録です。

寒い冬の朝。布団から出るときに消費されるカロリーはフルマラソンに匹敵すると言われています。

 
そんなしんどいことを毎朝やったら痩せてしまうので、冬であることを理由に、私と長男の間で「冬場の早朝将棋はやめよう」という協定が結ばれていました。
 
しかし、最近はだいぶ日も伸びてきて、厳しい寒さもいくらか和らぎ「フルマラソン」も「犬の散歩」くらいまでには軽くなった感があるので、ここ1〜2週間は毎日ではないですが少しずつ朝将棋を復活させています。
 
と言っても、大げさに早起きするわけではなく、いつもより20〜30分ほど早起きするくらい。
 
「そんな短い時間で何をやるのか」と言うと、主に読書の時間に充てています。
 
つまり「朝将棋」と言うよりは「朝読書📖」
 
最近は、長男は、長男が言うところの「よしはる君」を読み、私は小説とか実用書とかその時の気分で色々な本に手を出しています。
 
 
 
私は、日頃から読書の時間を確保するのに難儀していましたので、少しとは言え読書の時間を割けるようになって嬉しいですし、何より柔らかな朝日を浴びながら息子と静かに本を読むこの時間がすごく尊いんです。
 
あまりに尊いので、家族全員起こして一緒にこの時間を共有したいくらいです。
 
 
そして、敢えて読書を取り入れたのは、息子たちに集中力をつけてもらう狙いもあります。
 
 
そうなんです。

息子たちは、とにかく集中力がないし、落ち着きもない!!
 
道場等では当然静かに対局できていますが、家でウォーズや81道場で対局するときは、とにかく集中できていないし落ち着きもないんです💦
 
対局中にキョロキョロとよそ見ばかりしているし、鼻歌も歌うし、兄弟で会話もしてるし、酷いときはテレビを観ながら対局しています。
 
その度に「対局に集中しなさいムキーと戒めるのですが、中々改善しません。
 
 
ですが、実はこの集中というのは中々どうして厄介で難しいものだと思っています。
 
「集中する」とは、目の前のやるべきことだけに、脇目も振らず取り組むことですが、心の中で「集中するぞ集中するぞ・・・」と唱えてしまうと、頭の中は「集中しなきゃ」が占拠してしまい、それは目の前のことに専念している状態とは言えません。
 
でも、「集中しなきゃ」と焦るほど、まるで呪いのようにこの深みに嵌ってしまう。
 
私自身、割と大事な局面になるほど、こんな事態に陥ってしまうこともよくあります。

本当に集中しなきゃいけないときに、スッと集中できるスキルって、将棋に限らずかなり有用だと思うんですよね。
 
 
なので、そのトレーニングを!と気張っているわけではありませんが、朝の読書の時間を通して息子たちに集中力や落ち着きが備わるといいな、とか少し期待しているのです。