U-18将棋スタジアム | ☗息子と将棋☖

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将棋に取り組んだ息子たちの約2年間の記録です。

昨日は息子たちがU-18将棋スタジアムの小学生ビギナークラス(7級以下の部)に参加しました。




結果は、長男が予選○○●で通過。決勝トーナメント一回戦は不戦勝。二回戦敗退。

次男は予選○●●で敗退でした。

ビギナークラスは7級以下とは言え、あらかじめ聞いていた通りかなりレベルが高く、勝ち進むのは中々困難なようです。

そんな中だと次男はまだまだ実力不足ですが、予選で1勝できただけでも大したものです。

次男の一局目は序盤からトリッキーな駒運びで主導権を握るという、奇想天外な次男らしい将棋で勝つことができました。

しかし、決勝トーナメント進出をかけた予選3回戦は迂闊に矢倉の端歩を突いてしまい、教科書通りの端攻めをもろにくらって良いところなく負けてしまったのが残念。



一方、長男の対局は観戦席から離れたところで行われることが多かったのであまり観戦できませんでしたが、最後の敗戦の一局は見ることができました。

観戦し始めた時には、既に序盤から中盤に差し掛かかった局面でしたが、相手に馬を作られて早くも大劣勢。

その直後も相手の流れるような寄せに、なすすべなくあっという間に敗勢になってしまいました。

長男にしては珍しく大長考。

相手は早指し。

長男が早指しで相手が長考、という対局はこれまでもよく見てきましたが、逆のパターンは初めて見たかも。

私から見たら「逆転の目はもうないのでは?」というくらいの敗勢で、私はすっかり諦めていました。

しかし、長男は諦めていませんでした。

あまりの長考に、相手にも「君の番だよ?」といった感じに手で促されながらも長考を続け、やっと指した手がこれまた見事な角打ち。
受けと攻めの両方に利かした絶妙な角でした。

今度は相手が長考。

そこから長男の反撃が始まりました。

勝ち筋が読めたのか角捨てから相手玉に一気に迫る気迫の将棋を見せる長男。

鳥肌ものでした。
かっこよすぎて泣きそうになりました。

その後は取っ組み合いの殴り合いのような将棋になりましたが、最後は攻めが一歩届かず無念の投了。

負けではありますが、私が今まで見てきた長男の対局の中ではベストバウトに入るくらいの見事な対局でした。


テーブルマークこども大会以来、悔しい敗戦のあとはどこか人目の届かない場所に逃げ込む癖がついた長男は、今回も会場の隅にふにゃふにゃと潜り込んで、気持ちを整理していたようです。

やがて観戦席に戻ってくると、対局の感想をポツリポツリと聞かせてくれました。

「(相手は)攻めが超強かった。攻めだけなら初段クラスの力だった」

「あと一手で必死まで持っていけた。先手番なら勝ってた」

などなど。



一般的に、将棋上達には

「自分より少し強い相手と対局する」

「負けて強くなる」

と言われている通り、今回の敗戦は棋力上達はもちろんのこと、一局一局の取り組み方や、気持ちの面でも大きな成長をもたらしてくれた気がします。

全力で思いっきりぶつかり、必死に食い下がり、またひとつ勝負することの楽しさを知ったのではないでしょうか。

悔しかったけれど、対局相手に感謝です。



その日の夜の将棋時間に、長男はポツリと

「もっと強くなりたい」

と言いました。

将棋を始めて数ヶ月のうちはよく言っていた言葉ですが、ここ最近聞いていなかった言葉です。

一時的なものかもしれませんが、長男の心構えに変化を感じることができました。




さて、長男の対局が終わったあとは、指導対局に空きがあるということで、長男は石川陽生 七段に、次男は佐藤和俊 七段に指導対局していただくことができました!

更には、今までブログを通して交流させていただきましたダイスさんに初めてお会いすることができたり、同じ教室のパパ将さんの息子さんのご活躍を目の当たりにできたり、大変刺激的な1日でした。

やはり大会はいいですね。

しみじみと、親子で楽しめる趣味がある幸せを噛み締めた次第です。

大会関係者の皆様、対局相手の皆様、会場で交流してくださった皆様に心より感謝です。

【思い出写真】
帰り際、保護者用IDカードを返そうとしたら、次男が誤植を発見。

スッタフ。なんかかわいい(笑)


そして帰り際、武道館の裏手で何かを覗き込む兄弟。