今年の3月のはじめ頃、息子たちと「本気で強くなりたいなら、お父さんは本気でバックアップする」と約束をしました。
最近は、息子たちからその「本気」が感じられなくなり、私も本気でバックアップする必要はないのでは?と感じたので、ここで一旦息子たちのやる気確認会合を開きました。
私からは
「実は、将棋教室はもうやめにしようと思っている」
「将棋教室は強くなりたい子が行くところ。今のままダラダラやっていても、後から来る子にどんどん追い抜かれて惨めな思いをするだけ」
「それに今、教室は定員いっぱいで、入りたくても入れない子がいる。君たちの席をもっとやる気がある子に譲った方がよいのでは」
「本当はお父さんも土曜の朝はゆっくり寝ていたいし、君たちも土曜の朝からモンハンができるわけだよ」(ここで息子たちの目がきらりと光る)
「将棋を指したいだけなら、家でも学童でもできるし、同好会は月に何度かは連れて行ってあげる」
「将棋は所詮ゲームだし飽きたら飽きたで構わない。嫌々やるものでもない。別な趣味が出来たらお父さんはまた応援してあげるよ」
「クラスのお友達と指すくらいなら十分に強くなったし、もういいんじゃないかな」
と言った感じのことを子どもたちに伝えました。
以前は息子たちの「強くなりたい」という気持ちに応えるために、私もできる限り頑張って強くなる方法を模索しましたが、最近は「どうすれば息子たちがやる気を出すか」ということを考えながら将棋に取り組むようになっていました。
なので、この辺が潮時かと思い、息子たちの気持ちを整理しようと思った次第です。
息子たちは黙り込んでしまったので、「明日まで考えてみてね」と言うと、次男は即座に「次男ちゃんは将棋教室行きたい!」と言いました。
長男は悩んでいるようでした。
これが数日前の話。
その翌日、長男は教室に行きたい意向を示したものの、その後も将棋に取り組むことはなく、モンハンに精を出していました。
教室に行きたがるくせにまったく将棋に取り組まない長男に私も腹が立ったので、次回の将棋教室は次男だけ連れていくことを息子たちに伝えると、長男はひどく落ち込んでいました。
これが昨日の朝の話。
昨日の夜は仕事で帰りが21時頃になり、帰宅したとき息子たちはすでに子供部屋で寝ていましたが、私が帰ってくると長男が起きてきて、
「お父さんと将棋指したい」
と言ってきました。
私
「お父さんは毎日将棋の勉強をしているからな。やる気のない長男ちゃんなんかボッコボコだよ?」
長男
「お父さんが長男ちゃんに勝てるわけないよ」
とお互い強気発言の応酬。
ここでやる気のない長男をコテンパンにやっつけて、「ほらな。サボってる奴が勝てるわけないだろ!
」とでも言ってやろうと思いました。
対局は振駒により私が先手番。長男は得意戦法の矢倉棒銀。
私も真っ向から矢倉棒銀。先手の方が有利に運べる自信もありました。
最近は定跡も勉強していたし、ぴよ将棋で何度もトレーニングした私に死角はありません。
ところが、結果は私の惨敗
。
惜しいところも何もなく、一方的にやられてしまいました。
感想戦もそこそこに、長男は「もう一局やろ」と言って駒を並べ始めました。
駒を並べながら、私が「教室行きたいの?」と聞くと、長男は「うん
」とだけ言いました。
「じゃあ、次の一局でお父さんに勝ったら連れて行くよ」と言うと長男は少しだけ嬉しそうな顔をしました。
もちろん情けをかける気などサラサラなく、次こそやっつけてやるくらいの気持ちで臨みましたが、結果は前局以上の一方的な惨敗。
仕方がないので長男を将棋教室に連れていく約束をすると、長男は満足したのか子供部屋に戻っていきました。
という顛末を、長男が寝た後に妻に話すと、妻は「あんなに毎日(勉強)やってたのに、『初段に勝った』とか喜んでたくせに、さぼってた子に負けるなんて
」と大笑い。
私も情けないやら嬉しいやらで笑うよりほかなく、妻とふたりで大笑いしました。
ここ数日の状況を、一番心配していたのは妻かもしれません。
それにしても長男は絶好調かもしれない。
4月上旬頃の長男がこんな感じに強くて、実際に教室でも千駄ヶ谷でも勝率が高かったのですが、その頃の長男よりも強いんじゃないかな、と感じました。
明日の教室は雪辱を果たせるといいね![]()