心残り | 加藤直の『直情モノローグ』

加藤直の『直情モノローグ』

エンターテイメントユニットMK-Ⅱ 加藤直のブログ

 
ご存知の方も多いかと思いますが、現在石川には東京HIROZのメンバーが何人か来ております。


と言うわけで、


夜中まで伊藤さんや石川メンバーの何人かとアクロバットの稽古。


跳ねたり、捻ったり、繋げてみたり、落下したり。


刺激を受けるって楽しいなぁ。


伊藤さんが何か技をするたびにムキになって真似する私。


周囲がポカンとしてました(笑)





懐かしい感覚が蘇る。


同時に、悔しい感覚も蘇る。





男子器械体操とは、全6種目からなるスポーツです。


『床』


『鉄棒』


『つり輪』


『あん馬』


『平行棒』


『跳馬』


ちなみに私が最も得意だったのは『鉄棒』です。




そして…




苦手だったのが『床』です。




床運動とは、皆さんご存知のバク転とか宙返りとかを文字通り床でする種目です。


一番ポピュラーなイメージがあると思います。


実は、器械体操をしていた高校3年間、唯一この種目だけ賞状を獲得できなかったのです、私。


いつも4位。


点差はコンマ数点。


それでも届かなかったのはきっと私の心が弱かったから。


心のどこかに慢心があったのだと思います。


高校生になり器械体操を習い始め、小学生や中学生の頃から習っていた経験者を何人も追い抜き。


床で入賞できなくても、


『きっと次の大会では勝てるさ』


と、どこか時間的解決を期待していたんだと思います。


『次こそは絶対に勝つ!』


と思っておけば良かったのに、楽観視してしまった私。


結局、引退試合も4位に終わりました。


高校最後のチャンスを逃した時、初めて悔しさと正面から向き合いました。


遅かったんですね、気付くのが。


それからは後悔しないよう、慢心せずに悔しさと向き合って頑張ろうという思いが強くなりました。





5種目の賞状、個人総合の賞状。


一度の大会で獲得できる賞状の最大数は7枚。


私は…6枚。


今となっては、この『あと1枚』という結果が、自分にとっての戒めであり、頑張りの先にまだまだ頑張る必要があるんだぞって事を気付かせてくれた大切な経験です。


心残りではある。


でも、


『後悔』からは何も生まれない。


必要なのは『後悔』ではなく『反省』。


高校時代は終わった。


でも、人生はこれから。





なんてね。