初めての小浜島訪問での感動と興奮


私よりもむしろ夫の方が熱量が高く

帰る前から次はいつ来ようか、という話題に


自宅に着いて荷解きよりも前に真っ先に取った行動はPCを開き、Yahooトラベルの検索


そして次の旅程は5ヶ月後となった


次は初回の倍の日程、たしか10日前後の旅程を組んだ


そして小浜島はいむるぶし、つちださんのライブも楽しみに旅程に入れたのだが、残念ながらこの時はつちださん不在で聞くことが出来なかった


この時知ったのだけど、小浜島での演奏を拠点に月1回は全国各地でコンサートをしている、という事だった


なんともうらやましい素敵な生き方

日常はこの豊かな島で、その風を全国に届ける


こういう生き方をしている人もいるんだぁ....


つちださん不在ではあったけど、変わらず小浜島でのあたたかいおもてなしにはとても癒された。


この時の旅では波照間島や西表島にも行ったのだけど、小浜島への愛着心がうっすら芽生えているようだった



余談だけど、実はこの時は台風シーズンの終わり頃で、飛行機が欠航になりそうだったので、仕事の都合もあって私だけ先に帰りました


懐かしの旧石垣空港カウンター

紙のチケット

絵に描いたような見事な旅行者っぷり



この頃はカラフルな果物とか珍しくてたくさん買いあさってたなー



2008年9月

6月28日〜7月3日まで沖縄小浜島での演奏仕事で来ています。

 

はいむるぶしロビーでの島唄ライブ。

 

 

音楽の仕事を始めてもうそろそろ30年近くになりますが

この島唄ライブのステージで演奏するのは

音楽人生、一人の人間としての人生の中でも

とても大きな意味のものです

 

小浜島との出会いは2008年

新婚旅行でした

 

初めて見た景色、時間、触感、

この地球上にはこんな楽園があるんだ、と

驚きと感動

そしてそこで見たはいむるぶしでの

つちだきくおさんのライブ

 

当時の私は、まだ歌は本格的には歌っていなくて

むしろキーボードプレイの方がメインの仕事で

ヤマハエレクトーンデモンストレーターとして活動していました

ミュージシャンの性で、

他人のライブを「勉強」だったり

ちょっと穿った見方をしがちだった時分でしたが

もうね、そういう次元を超えているのよ

 

感動の景色と相まって

観光だけでは見えない島の内側の素敵な話を織り交ぜたライブ

島への愛情と親近感が湧く、

島で歌い続けるつちださんにしかできない

唯一無二のエンターテイメント

すごい楽しかったなぁ

小浜にまた来たい!と思ったライブです

 

そう、この時から16年

 

これが自分がここで演奏することになるまでのストーリーの序章

 

 

おはようございます


小浜島からです




昨日から小浜島はいむるぶしでの演奏がスタート

7/3まで毎夜2ステージ演奏しています



連日ほぼ満室のホテル



昨日のステージ、ほとんどが立ち去らず最後まで聞いてくれてありがたかったです



実は、完全ソロでの連日シリーズは今回初なのです

(いつもはサポートやデュオ、スペシャルイベントなど)



いつも行っている島のいつもやっているライブ、なのですが、今回は全然意味合いが違いまして、

ここに至るまで15年の月日が実は経過としてあるのです


その道のりを、今後ちょっとずつ書いて行きたいなと思います




まずは今朝の朝コーヒー






なんとなく気持ちがパッとしないのは、今年はまだ海に足を入れていないからかな、と思って昼過ぎに海水に足を洗いに近くの海岸まで。

思い立ってそのまま港の方まで海岸線を歩いてみることにした。
先日島の先輩から年に一回、歩いて海岸線を一周するって話を聞いたのもあって。

ふとアホな事が頭に浮かぶ
「満潮になると逃げ場がなくなるポイントとかあるのかな?!」と、

でも今日は小潮だからそんなに満ち満ちにはならないだろうと踏んで、一応潮見も確認したら夜にかけて引いていくようだったので安心して決行笑

まずは足を海にいれる。




冷たすぎずちょうど体温に馴染むくらいの水温。

『海の神様どうぞ我が穢れた心をお清めたもう』

という気持ちで深呼吸した。

砂浜あり岩場あり、細かくてサラサラした砂のところや、珊瑚がザクザクして足の裏に刺さって罰ゲームみたいなところ、船越英一郎がラストシーンで追い詰めるような断崖絶壁、海の侵食なのか不思議な幾何学模様のようなツルッとしたところ、絶対に転んではいけない地獄絵図のような岩場。
次々と表情が変わる海岸線。










たしか小浜島は地質学的にいろんな要素が複合的に合わさり出来た島だったんじゃなかったかな?
詳しいことは覚えていないけど、、
(ちなみに竹富島は珊瑚礁が隆起して出来たらしいです)



ちょうど風も吹いてきて、ハケで塗ったような雲の隙間から太陽も登場、一気に夏の暑さと日差しの強さで汗が吹き出た

サンゴの砂ゾーンで足が痛く、水の中を歩くとギョサンが水を跳ね上げて、お尻の方までびしょびしょ

こうなると開き直れる

少し開けた海岸線にでた時は、右から左へ息を吸った。
肺の中全部を海の空気で満たすように、

この景色だ

と何かが軽く腑に落ちた




まだ何か本調子ではないのだけど、それに気づくことが出来ただけでもすごいことだ

だって、島に来るまで、自分がそんなに傷付いて弱っているとは思っていなかったから

島滞在のこり1週間

やっと海に足を入れる事ができた

そう、気付いていても出来なかったのだ

これも縁なのかな

全部必要な時間なのだと思うから無理しないで流れに身をまかせることもあってもいいと思う

受け入れる、ということなのかな

訳あって港手前の1キロで丘に上がりましたが、5.5キロ、だいたい90分
島の約1/4を歩きました