旅から戻った日常


変わらずカタヒジ張って、虚勢も張って、カッコつけて生きていく私


でも、カタヒジ虚勢を張るということは、本当の自分はそうじゃないという事


頑張っちゃう自分に気付くたびに思い出されるのは、島のゆっくりとした空気とおっとりした笑顔、自然と生きている人達の景色



とはいえ、自分は自分、仕事に対するプライドはあるし手も気も抜けない、働かねば食べていけない、今の生活スタイルも決していやじゃない

けど、人並みに未来への不安もある


総合的にみてまぁまぁ暮らせている笑


でもこの頃から仕事に悩む事が多かった


このままこの世界の中だけで生きていくのかな?

もっと上もっと上と上昇志向が強すぎてかえって現実とのギャップにも苦しんだり、「仲間」と呼べる人が周りにはいない、なかなか孤独な仕事でもあったので、自分の小さな頭の中でしか答えは出せない、それも最適解かどうかもわからぬまま日々過ぎていく


あるとき、そこまで深い意味もなく、ただの戯言レベルで仕事の愚痴を夫に吐き出していたところ

夫がさらりと



「だったら、2〜3カ月沖縄の島にでも行って来たらいいじゃないか!😀」


と言ってきた




この一言が全ての始まり



旅から帰り、再び「次いつ行くー?」ばかりの夫婦の会話


心残りはやっぱり小浜島でつちだきくおさんのライブが見れなかった事だったので、次は見れたらいいねーと話していた


八重山に思いを馳せる半面、「日常の生活」というのももちろんあるわけで

この頃の私は30過ぎたあたり、まあまあ仕事も頑張って、街中にあるタワーマンションに住み、それなりに見栄を張り、それなりに時代に敏感に、他人からカッコよく見られるように生きたいと、思っていた。

(「他人からカッコよく?」自分はどうなんだ?)


そんな私、実はこの島の旅で一番カルチャーショックを受けたのは、青い海、鮮やかな花の色、汗の行き場のない湿度だけではなく、「そこに生きている人」だった


自分が生きて来た環境や文化とは全く違う場所で、便利やカッコ良さを求めて生きて来た自分とは全く違う環境で穏やかに生きている人がいる


誰かが作った一時の流行や好みをはるかに凌駕してしまう、脈々と根付く文化、気候も含めた環境の中での価値、そこで生きている人の中に自分と「同業」の人がいる事も大きな驚きだった


何か心が揺れ動く「何か」が生まれた


その「何か」は事あるごとに、自分のそれまでの価値観のヒビを広げていった気がします


初めての小浜島訪問での感動と興奮


私よりもむしろ夫の方が熱量が高く

帰る前から次はいつ来ようか、という話題に


自宅に着いて荷解きよりも前に真っ先に取った行動はPCを開き、Yahooトラベルの検索


そして次の旅程は5ヶ月後となった


次は初回の倍の日程、たしか10日前後の旅程を組んだ


そして小浜島はいむるぶし、つちださんのライブも楽しみに旅程に入れたのだが、残念ながらこの時はつちださん不在で聞くことが出来なかった


この時知ったのだけど、小浜島での演奏を拠点に月1回は全国各地でコンサートをしている、という事だった


なんともうらやましい素敵な生き方

日常はこの豊かな島で、その風を全国に届ける


こういう生き方をしている人もいるんだぁ....


つちださん不在ではあったけど、変わらず小浜島でのあたたかいおもてなしにはとても癒された。


この時の旅では波照間島や西表島にも行ったのだけど、小浜島への愛着心がうっすら芽生えているようだった



余談だけど、実はこの時は台風シーズンの終わり頃で、飛行機が欠航になりそうだったので、仕事の都合もあって私だけ先に帰りました


懐かしの旧石垣空港カウンター

紙のチケット

絵に描いたような見事な旅行者っぷり



この頃はカラフルな果物とか珍しくてたくさん買いあさってたなー



2008年9月

6月28日〜7月3日まで沖縄小浜島での演奏仕事で来ています。

 

はいむるぶしロビーでの島唄ライブ。

 

 

音楽の仕事を始めてもうそろそろ30年近くになりますが

この島唄ライブのステージで演奏するのは

音楽人生、一人の人間としての人生の中でも

とても大きな意味のものです

 

小浜島との出会いは2008年

新婚旅行でした

 

初めて見た景色、時間、触感、

この地球上にはこんな楽園があるんだ、と

驚きと感動

そしてそこで見たはいむるぶしでの

つちだきくおさんのライブ

 

当時の私は、まだ歌は本格的には歌っていなくて

むしろキーボードプレイの方がメインの仕事で

ヤマハエレクトーンデモンストレーターとして活動していました

ミュージシャンの性で、

他人のライブを「勉強」だったり

ちょっと穿った見方をしがちだった時分でしたが

もうね、そういう次元を超えているのよ

 

感動の景色と相まって

観光だけでは見えない島の内側の素敵な話を織り交ぜたライブ

島への愛情と親近感が湧く、

島で歌い続けるつちださんにしかできない

唯一無二のエンターテイメント

すごい楽しかったなぁ

小浜にまた来たい!と思ったライブです

 

そう、この時から16年

 

これが自分がここで演奏することになるまでのストーリーの序章

 

 

おはようございます


小浜島からです




昨日から小浜島はいむるぶしでの演奏がスタート

7/3まで毎夜2ステージ演奏しています



連日ほぼ満室のホテル



昨日のステージ、ほとんどが立ち去らず最後まで聞いてくれてありがたかったです



実は、完全ソロでの連日シリーズは今回初なのです

(いつもはサポートやデュオ、スペシャルイベントなど)



いつも行っている島のいつもやっているライブ、なのですが、今回は全然意味合いが違いまして、

ここに至るまで15年の月日が実は経過としてあるのです


その道のりを、今後ちょっとずつ書いて行きたいなと思います




まずは今朝の朝コーヒー