かとうなほ
2019/09/30 01:16

今日もバドミントン桃田選手が国際大会で優勝のニュース。

それほどバドミントンに興味があるわけではないのだけど、彼をニュースで見るたびに思い出すのは、数年前、先輩バドミントン選手とともに違法カジノ店に入ったことが発覚した事件。

当然、書類送検かなにかの法的処分に加え、それなりに長い期間の出場停止や、練習場所にも影響が出るような、選手としても相当重い処分が下された。

思い出されるのは、謝罪会見で、先輩選手が涙ながらに、

「自分はどうなってもいい、桃田は本当にものすごい選手なので、桃田だけは、、桃田だけは、、、、」と桃田選手の救済を必死に訴えていたこと。

その時、桃田選手がどんな様子だったのか、その謝罪会見に同席していたのかすら、覚えていなかったくらい、



「桃田だけは、、、、」というフレーズが頭から離れない。



選手としての、ペナルティが明けてからというもの、しょっちゅう桃田選手「優勝」のニュースを見るし、「絶対王者」の結果を残し続けている。

テレビで見る彼の、常に控え目で謙虚な様子は、元々そういう性格なのかもしれないが、ひょっとして数年前のあの事件の事が心のどこかにあるのだろうか、と、想像してしまう。

たしか、あの事件は先輩選手に付き合わされて、主導していたのは先輩、という報道だった記憶する。



その先輩がその後どういう処分がくだったのか、除名になった?引退した?とかが全く記憶にないが、彼が必死に訴えた桃田選手は無事に大会に復帰できた。

彼が言うように、桃田選手は本当にすごい選手っぷりを発揮するたびに、逆にあの名前すら思い出せない消えてしまったあの先輩を思い出す。

桃田選手も常に何か背負っているような、たまに悲壮感すら感じるし、やはりわたしのように未だにあの事件のことを思い浮かべる人もたくさんいるだろう。

桃田選手、なんとなく気になる選手。