あ〜んHappy Birthday | カトケンの部屋

あ〜んHappy Birthday

この曲を作った当時

おそらく1992年くらい

(うわ!もう30年以上前か)

「若い方が偉い」みたいな文化があった。

 

「女子高生が人類のトップ」的な

今考えるとちょっとイビツな価値観が横行していた。

まあ現在でも「若さ偏重」の風潮というのはあると思う。

さすれば「年を取りたくない」と考えるのは当然と言える。

 

一休さんの話を出すまでもなく

年をとることは一歩死に近づくことだ。

子供を別にすれば

だんだん衰えていくことは否めない。

 

で、この曲である。

誕生日はめでたいとパーティなんか開いちゃったりするが

「年を取りたくない」という観点から見れば

最悪な日である。

そんなリアルを歌ったつもりであった。

 

今聴くとちょっと稚拙であったところもあり

評判はあまり良くなかった。

誕生日のプレゼントが大幅に減ったのは

この曲のせいだったのか

人気が急降下したためだったのか。

おそらくはその両方であったのだろう。

 

メジャーから出した2枚目

「言えるもんなら言ってみな!」に収録されている。

このアルバムのレコーディングは

本当に辛い思い出が多い。

 

そんな苦い思いを胸に

このほろ苦いナンバーを歌います。