カラオケ | カトケンの部屋

カラオケ

カラオケと言えば
いまや世界の「Karaoke」なわけで
老若男女、古今東西
みんな気軽にマイクをにぎっている。

しかし昔は
というのは僕が10代の頃までは
カラオケというのはオッサンがやるものだった。
店のママと「銀座の恋の物語」をデュエット
さもなければ演歌を歌うもの。
それが定番だった。

10代、というか高校生の時に
一度だけスナックというところに行ったことがある。
その時誰かが「ラブイズオーバー」を歌っていた。
なかなかいい曲だなと思った。
でも、もちろん僕は歌わなかった。
当時としては「オッサンがやるもの」だったからだ。

その後
女子高生がカラオケをやるようになり
一気にブームがおとずれ
それが世界に波及した。
彼女たちはイスの上に立ち上がって
アップテンポのナンバーを踊りながら歌った。
みんな盛り上がった。
さながらパーティだ。
それがカラオケを世界に広める原動力となったのだろう。

オッサンが「昭和枯れすすき」をしんみり歌っていたのでは
いまだに温泉地の場末のスナックのローカルレクリエーション
だったかもしれない。
しかも誰かが歌っていてもあまり聴いている人はいなくて
次に自分が何を歌うか選んでいたり
となりのおねえちゃんを口説いていたりするわけだ。
そんな光景を見て書いたのがこの曲「カラオケ」である。

イントロで浜村淳さんにしゃべってもらう
というのが当初の予定だったが
話がまとまらず
大木凡人さんにお願いすることとなった。
凡人さん、ありがとうございました。

オッサンの遊びだったカラオケは
若者の夜遊びの選択肢としても
トップランクとなった。
あの頃カラオケ派とクラブ派に分かれたが
当然?軍配はカラオケ派に上がった。
僕は当然?クラブ派だったけど...

クラブの話は別の機会にゆずるとして
とりあえず?今回は聴いてください。
歌はバッチリ入っていますが
タイトルは「カラオケ」です。