6/9から幕をあけた舞台 オセロ。
昨日新潟で大千秋楽を迎えました。
全公演すべて無事に終了。

観にきてくださった皆様、ありがとうございました。

今思い返すと、自分にとって改めて自分の芝居と向き合うことのできた作品だったなぁ、と思います。

リアルとはなにか…

もちろん芝居だから、演じるわけであって、そこにいるのは役である。
しかし、そこにいるのは自分自身。
当たり前のことだが、それが今回自分が最も悩んだところである。

いつもは役に自分自身を近づけていくのだが、今回、白井さんが目指したものは、いかに役の、劇中のセリフを日常に落とし込み、リアルな言葉にして発するか、ということであった。
大仰に演じることは時には必要だが、今回のオセロはそうではなかった。
いつもと逆の役作りの仕方に、はじめは戸惑い、稽古中もずっと模索しながら白井さんに自分の癖を指摘され、悩み続けた。
キャシオとしての悩みが、自分自身の悩みになっていたのだ。
日常からもっと言葉を発するということの大切さ、重要性をもっと見直さなければならない、と痛感させられた。
日常は芝居にも、音楽にも返ってくる。
そんな俺に、白井さんは毎日毎日ダメ出しをしてくれた。
俺に演劇を楽しんでほしい…もっと芝居を好きになってほしい、と、白井さんは言ってくれた。
どれだけその期待に応えられたかは正直わからない。
だけど、白井晃という人に俺は惹かれた。この人に認められたい、また一緒に仕事がしたい、と心からそう思う。
トオルさんが言った。
「白井晃のあきらは、諦めないのあきらだ」と。
俺も諦めない。自分の可能性を。未来を。
すべては自分次第。
さらなる高みを目指して、俺はまた走り続ける。

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白井さんありがとうございました。

そして、オセロに関わったすべての人に感謝します。
本当にありがとうございました。

今日からまた気持ちを切り替え、走ります。

まだまだ上へ。

やればできる。