母から「トウモロコシ」が

送られてきました。

 

産地から

朝採れが発送されましたので、

翌日にはなっているものの、

それでもやはり新鮮です。

一番好きな食べ方は

今も昔も醤油焼きなのですが、

家でそれを作ると

後々が大分面倒ですので、

シンプルに茹でて食べました。

 

流石新鮮なトウモロコシ、

甘く美味しいですね~♪

 

 

さて、

「トウモロコシ」の雑学コーナー。

 

「トウモロコシ」を漢字で書くと

「玉蜀黍」

 

もう1つ、

その音を漢字で表記すると

「唐(とう)唐土(もろこし)」

となります。

 

これには日本文化と大航海時代の

2つの要素が関わります。

 

アメリカ大陸原産のトウモロコシ、

大航海時代にヨーロッパに持ち込まれ、

宣教師のアジア進出と共に

アジア各地に持ち込まれます。

 

日本にも1579年頃にポルトガル人が

長崎に持ち込んだと言われています。

 

日本史的には信長全盛期で、

長篠の戦(1575年)も終わり、

安土城が完成した年です。

 

大航海時代にポルトガル人によって

持ち込まれたトウモロコシ。

 

当時の日本では

外国人によって

外国から持ち込まれるものは

一様に「南蛮(なんばん)」と呼ぶか

「唐」「唐土」

呼ぶかされていました。

 

ようは、「外国のもの」という事です。

 

「唐」は既に当時は滅んでいる

遣唐使で有名な中国の唐王朝の事ですが、

これも海を渡って来たものは

「唐の方から来たもの」

という事で使われていました。

 

「唐唐土」

「唐(とう)」と

「唐土(もろこし)」の2つの

「外国産」を示す言葉を

繋げた言葉となります。

 

 

もう1つの「玉蜀黍」ですが

「玉」は「美しい」、

「蜀」

三国志の蜀の国で有名な蜀で、

これも「外国産」を指しました、

「黍」は日本在来種の「キビ」

 

つまり、

「キビのように見える

外国産の美しい品」で

「玉蜀黍」の漢字が

音とは関係なく充てられました。

 

 

日本全国のトウモロコシに対する

方言を見ていくと、

「とうきび」「なんば」「こうらい」

に近い音で呼ばれる地域があります。

 

それぞれ

「唐黍」「南蛮」「高麗」となり、

「唐」の「キビ」で「とうきび」の

「唐」が「外国産」である事は

既に書きましたが、

「南蛮」「高麗」も

「外国産」という意味となります。

 

高麗人参は、

本当に旧「高麗」の地域に

自生する人参ですが、

これを日本は

古くから輸入していましたので、

「唐」の文字同様に、

海を渡ってやってくる

外国産の品を指す時に

「高麗」が充てられる事もあります。

 

「蜀」「唐」「高麗」

どれも大陸の昔の国名ですが、

「外国のもの」の意味の折に

文字が充てられます。

 

「南蛮」に関しては

「チキン南蛮」「南蛮味噌」

「カレー南蛮」などで有名ですが、

これらは「外国風」という意味で

使われてきました。

 

ポルトガル人によって持ち込まれた

トウモロコシですので

「南蛮」の呼び名が充てられ、

そこから「なんば」「なんばんきび」

などの方言に発展していきました。

 

なお、「南蛮味噌」は

青唐辛子の味噌漬けですが、

唐辛子も「唐」が付くように、

「外国産の辛子」

という意味となります。

 

非日本風料理に

「南蛮」が使われる一方、

鴨南蛮は江戸の頃から

こう称されますが、

こちらは葱を入れると「南蛮」という、

多少使い方が

雑な「南蛮」となります(笑)

 

 

 

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