レコードからカセット、

CD、そしてダウンロードと

音楽を聴く為のソフトが変わり、

気に入った曲単体を、

思い立ったらスマホで聴ける時代ですので

音楽へのアプローチは便利になりました。

 

ただ、

 

「不便や制約の中に

創意工夫と楽しさがある」

 

と私は思っていて、

音楽も気に入った曲を

単体で聴く時代となると、

「アルバム」の価値が低下し、

音楽の奥行きが

低下したと感じています。

 

ファンでなければ知らない、

でも、ファンなら必ず知っている

アルバムにだけ収録されている

隠れた名曲が出にくくなりますからね。

 

また、

アルバムだからこそ

1曲目、ラスト曲など

曲順の妙が楽しめました。

 

 

例えば、

世界売り上げ1位のアルバム、

9曲中7曲がシングルカットされた

MJの「スリラー」ですが、

「Wanna be Startin’ Somethin’」

はシングルとしてのヒット以上に、

アルバムの1曲目という

世界観のスタートに相応しい曲として

大きな価値があります。

 

 

その後のマイケルの多くのツアーでも、

映画『THIS IS IT』でも1曲目となり、

世界観の幕開けを飾るに相応しい曲です。

 

また、

「The lady in my life」

はシングルカットされなかった曲ですが、

ファンの支持は強い、

まさにアルバムの中の名曲ですし、

オバケアルバム「スリラー」という

世界観の終わりを飾るに相応しい曲です。

 

 

曲単体でだけ聴いていると、

これらのアルバム内での

曲の配置が持つ妙は

消えてしまいますからね。

 

 

さらに、

レコードやカセット時代から

CDに変わった事は、

音楽から「A面」「B面」の

存在を消しました。

 

先の「スリラー」、

CDでは中盤に

「Thriller」

「Beat it」

「Billie Jean」

とマイケルを代表する3曲が並びますが、

レコードでは

 

A面のラストを飾る「Thriller」

 

B面の幕開けの「Beat it」

 

となります。

 

これ、

ラスト、幕開けと

認識した上で聴くと、

やはりその配置に相応しい

楽曲なんですよね。

 

不便だったからこその、

楽しみと言えます。

 

 

私がサザンオールスターズと

出会ったのは

アルバム「SHOUT」から。

 

これ、サザンマニアでないと

知らないアルバムだと思います。

 

カセットのみ販売の

アルバムですからね。

 

親が持っていたこのカセット、

大好きでLAに移住してからも、

カセットデッキしか無かった自分の車で、

LAの海岸線を流しながら

何度も何度も聴きました。

 

A面の1曲目が「チャコの海岸物語」

ラストが「素顔で躍らせて」

 

B面1曲目が

「タバコ・ロードにセクシーばあちゃん」

ラストが「いとしのエリー」

 

これ、仮にCDで続きで聴いても

恐らくしっくり来ません。

 

「素顔で躍らせて」は

「いとしのエリー」同様に

一旦世界観を終わらせる

しっとりとした曲。

 

 

「タバコ・ロード~」は

一曲目に合う元気な曲ですからね。

 

 

また徳永英明さんを知ったのも

カセット版の

アルバム「BIRDS」から。

 

ヒットシングル

「輝きながら」「BIRDS」が

A面、B面の1曲目ですが、

私が好きだったのは

B面1曲目「BIRDS」の方。

 

 

CD版も後年買いましたが、

やはりアルバムの途中の曲ではなく

私の中では

B面オープニング曲なんですよね。

 

そしてB面のアルバム曲

「さよならの水彩画」

もファンの支持の強い曲で

私も大好きな曲。

 

 

B面やアルバム曲の

無くなった世界観、

便利なのですが、

少々音楽の奥行きが

減ってしまった気もします。

 

 

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