2020年に起きた

アゼルバイジャンとアルメニアの間の

ナゴルノ・カラバフ紛争以降、

ドローンが本格的に

戦場に投入されるようになりました。

 

この紛争ではトルコ製ドローンを

本格的に活用したアゼルバイジャン軍が

終始優勢に戦闘を進め、

アルメニアが長年実効支配していた

ナゴルノ・カラバフ領を

アゼルバイジャンが

奪還する事になりました。

 

 

このドローン戦争の流れは、

2022年から始まった

ウクライナ戦線において、

さらに進歩し、発展し、洗練されました。

 

ウクライナ戦線において、

欧米の最新兵器が投入されるウクライナ軍と

最新兵器を有するロシア軍の

戦いにも関わらず、

第一次世界大戦型の塹壕戦が続いているのは

双方ともに高度な防空システムを有する為に

湾岸戦争やイラク戦争のように

航空機を活用出来ない事、

航空優勢の無い中での戦車の運用は

ほぼ自殺行為である事が

ウ軍の反転攻勢の失敗で

明らかになったためです。

 

先日も世界最強の戦車と言われてきた

アメリカのM1エイブラムスが、

映像として戦場に初登場した翌日には、

ロシア軍によって撃破された映像が

世界に流れました。

 

高度な防空システムは

ドローンに対しても有効で、

ドローンを操縦する為の電波を妨害して

ドローンを無力化させる

技術を進歩させると、

今度はドローンの方が自動的に

電波のチャンネルを切り替えて

妨害電波の周波数を避ける技術を搭載、

そしてそれをも妨害するシステムが・・・

と一気に戦場の技術革新が進んでいます。

 

 

ドローンが完全に

陸上戦における空を支配すると共に、

海上ドローンもまた

2024年の活躍が目覚ましいです。

 

陸ではロシア軍の優勢が変わりませんが、

海上では無人小型艇による攻撃で

ロシア黒海艦隊の艦船が

次々と沈没しています。

 

ウクライナ軍に既に

海軍と呼べるレベルの船舶が無いので、

一方的にロシア海軍が

やられている形ですが、

ロシア側も同類の無人小型艇は

保有しているかもしれません。

 

この海上ドローンは、

海上50㎝の高さしかない

小型艇ですので、

最新鋭のレーダーがあっても

発見は困難です。

 

小型の為威力は小さいですが、

この無人小型艇を

何隻も衝突自爆させる事で、

ロシアの艦船も沈めています。

 

公開されている映像を見る限り、

ロシア艦船側も

機銃での反撃をしているのですが、

高速小型艇であるために

機銃が当たりません。

 

 

これはウクライナ戦線だけではなく、

これからの海上戦闘の方向性を変える

イノベーションかもしれません。

 

太平洋戦争末期、

日本はモーターボートに炸薬を搭載した

海上特攻兵器「震洋」を開発しました。

 

2500人を超える戦死者を出すも、

数隻の戦果を挙げるに留まり、

戦局を変えはしませんでした。

 

しかし、

現在の海上ドローンは無人で高速、

黒海を横断するだけの航続距離があり、

仮に撃沈が出来なくとも、

主力艦が撃破されれば

修理に時間と資金がかかります。

 

費用対効果が非常に高く、

老朽艦だけでなく、

先日は2022年に就役の

新鋭艦が撃沈されています。

 

今後ロシアを始め、

中国や北朝鮮が開発を進め、

日本海や東シナ海を渡る

航続距離を確保した

無人小型艇が登場する事になると、

海上自衛隊や海上保安庁にとっての

大いなる脅威になると思われます。

 

無人小型艇は

誰が主体なのかの判断が付きにくく、

宣戦布告無しに

使用される危険性がありますからね。

 

 

 

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