今も昔もそして恐らくこれからも、
私は焼酎はロックで楽しみ、
ウィスキーはストレートで楽しみ、
何かで割る事はほぼありません。
ジンやテキーラも
カクテルでも楽しみますが、
最終的にはストレートで味わうのが
一番美味しいとは思っています。
そんな私が
銀座でバーテンダーをしていた頃、
作るお酒の大半は
水割りかハイボール（苦笑）
作りながら
「ちっ!!」と、
思っていました（笑）
若い頃ですしね～。
バーテンダーながら
シェーカーを振らない日も多く、
水割りやハイボールは
つまらないオーダーとして宿敵でした。
そもそも割らない方が好きな上に、
この経験がありますので、
絶対に水割りとハイボールは飲まん!!
と決めています。
と、そんな私ですが、
父と寿司屋で会食。
カウンターで寿司を楽しんでいると、
横には寿司屋のカウンターに座りながら
何も食べず酒をチビチビしか飲まない
無粋なサラリーマン客が2人。
なんだこの客・・・
と思いながらも
私は好きに寿司と冷酒を楽しみます。
そうこうしていると、
「おぉ～待たせた」
と入店してくる客。
直後にサラリーマン2人が直立不動。
なるほど、そういう事でしたか。
そして父とその客の目が合うと・・・
「おぉ～加藤君!!」
どうやら父も世話になる
経済界で太いパイプを持つ方のようです。
そりゃぁ～
父より若いサラリーマン2人では
直立不動にもなりますね。
父に息子ですと紹介され、
「じゃぁ一杯乾杯しないとな」
と頼まれたのがハイボール（苦笑）
こうなると宿敵であるハイボールですが、
飲まない訳にもいかないので
「乾杯～」と。
高級スコッチで作ったハイボールも、
1秒後には飲み干しましたが。
そこから先は、
あちらはあちらでビジネスの話、
こちらは父の話を話し半分で聞きながら
どんどん大将に旬のネタを
オーダーして食べ進め
別々になったので
宿敵ハイボールも一杯だけで済みました。
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