亀戸天神船橋屋の「久寿餅」は
江戸から続く名物の和菓子です。
芥川龍之介も愛した
船橋屋の久寿餅、
授業を抜け出して
食べに行くほどの好物でした。
私も子供の頃から
慣れ親しんだ味です。
さて、
音は「くずもち」ですが、
葛粉を使った関西の「葛餅」とは
まるで別の存在です。
葛粉と砂糖を加熱して練った
半透明の関西の「葛餅」に対して、
船橋屋では小麦粉と水を練り、
グルテンを除去したデンプン成分を
乳酸菌と共に杉の樽で450日間寝かせ、
それを蒸して作り上げます。
小麦粉からグルテンを除去した
「クズ」部分から作るから命名され、
「久寿」の字を充てた
「久寿餅」です。
作るのに1年以上かけた
発酵食品である関東のくず餅は
独特の乳白色と香りが特徴です。
江戸や明治の頃から、
船橋屋のくず餅を食べると
お腹の調子が良いと
言われてきたようですが、
それは発酵食品だから。
しかも、
科学的調査をした結果、
独自の乳酸菌である
「くず餅乳酸菌」の存在が
確認されています。
スイーツでありながら、
身体を整える「久寿餅」、
芥川龍之介程では無いですが、
私も大好きですので
定期的に買ってきます。
どーん!!と皿に盛って、
バッサ～!!ときな粉を掛けて、
後は黒蜜の海に仕立てたら
美味しく食べるだけ。
カロリー??
乳酸発酵食品で健康になるから
気にしない、気にしない（笑）
お節作りの合間のひと時、
美味しく久寿餅を楽しみました♪
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