塾講師時代の私の社会の授業は、

偏差値アップ率全国1位を

獲ったりしましたが、

それでも講師として

生徒を上手く合格へと導けなかった事も

勿論あります。

 

その中でも、

特に上手く行かなかった子たちには

似ているパターンがあるなぁと

感じていました。

 

 

その第一は親子間での目標のズレ。

 

大学受験ですと、

本人の意志が強くなるでしょうけど、

中学受験の場合は

親の意志というパターンは多くなります。

 

そして、

そのズレが大きいと、

子供は塾に来ている意味を

見出せない一方で、

保護者は

「塾に行かせてるんだから勉強しろ」

と、どんどん悪循環で

ズレが大きくなっていきます。

 

 

そして第二は、

そのズレから派生しますが、

塾に来ている意味を

見出していない子供が、

簡単に問題に取り組むのを諦める事。

 

これらの子はテストを白紙に近く

提出する事も多いです。

 

「点数が悪い子」なら多く居ますが、

例えば選択式の問題なんて、

解けなければ当てずっぽうで

何かを選択したら

当たる可能性は出て来ます。

 

しかし、諦めの早い生徒は

選択式問題も白紙のまま提出してきます。

 

 

個別に教えていても、

「分かんない、教えて」

とほぼ考える事無く、

正解だけ聞いてきますし、

選択式問題は

当てずっぽうでも書けば

正解の可能性が出ると教えても、

次のテストも白紙で出してきます。

 

 

選択式ではなく

正解を書く問題などでは、

 

「〇〇していました」

 

が正解のところ、

 

「△△して」の先の

「い」の左側だけ書いて、

後は時間が余っているのに

放置というパターンも。

 

そもそも間違っていますが、

採点しながら

 

「なぜ『い』の途中・・・」

 

など何度思ったか。

 

 

そして、

これらの子が塾では大人しいのに、

家では超大声で口が悪い、

というパターンも

男女問わず結構ありました。

 

 

ある日塾に

私あてに保護者の方から電話があり、

聞くと統一模試の結果を

「うちの子だけもらっていない」

と。

 

私は勿論渡していますし、

それは他の生徒も見ていますから

証言は取れますよ、

と伝えると

 

「先生は渡したって言ってるよ」

 

と子供に電話の向こうで伝えます。

 

すると、

塾では黙って頷くor首振る

くらいの子が後ろで

 

「うるせぇ、ババァ!!」

 

と叫んでいます。

 

このパターン、

珍しいのではなく、

塾で大人しく、

すぐ問題を諦める、

親子間で統一目標のない生徒に

男女問わず結構見られるパターンでした。

 

この統一模試の結果に関しては、

近くのコンビニのゴミ箱の中に

捨ててあったのですが、

勿論親に見せたくもないような

惨憺たる結果ではありました。

 

 

親子間で統一目標を共有して無く、

子供は塾に意義を見出していない中で、

特に友達も塾内で出来なかった場合、

当然ながら塾に行くのが億劫になります。

 

行きたくない塾に行かせる親、

結果を求める親に反発が生まれますし、

解きたくもない分からない問題に

取り組む気も起きず、

問題に対して

直ぐに諦めるようになります。

 

小学生でも、

自分で目標を立てられる子もいますが、

小学生でも高校生、大人でも、

大切なのは統一目標、

目的を共有する

コミュニケーションだなぁと思います。

 

 

 

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