銀座を行き交う雑踏の中、

ふと漂うあの香水の香り。

 

彼女の記憶が繋がり、

足を止めてみる。

 

 

鰻屋の前から香ってくる、

鰻の脂をまとったタレが

炭火に落ちて広がる鰻の香り。

 

香りに誘われ、

足を止めてみる。

 

 

空腹の蕎麦屋で

かつ丼セットにしようと思ったところ、

近くの席から香ってくる

カレーうどんの香りに、

メニューを追う目を

カレーうどんで止めてみる。

 

 

人の行動に影響を与える程に、

人は香りに魅了されます。

 

人類が文化度を高める程に、

香りを求めて行動し、

香りを求めて

争いまで起こしてきました。

 

香木、乳香、香水など

香りに価値を見出し、

経済や権力が動いてきました。

 

織田信長が

正倉院に収蔵されている

日本最高位の香木である蘭奢待を欲し、

切り取った事は有名ですが、

これは香木が

権力の象徴でもあったからです。

 

 

人類は肉を焼いて食した所から、

文化的にはサルから人に

変わっていきますが、

その肉に塩を振り、味を付け、

そこから美食が始まります。

 

その美食は

スパイスの登場を待ち一気に進化し、

ハーブやスパイスでの味付けが

食文化を飛躍的に発展させますが、

同時にスパイスを求めて

植民地政策も進んでいく

戦乱の世界へと向かいました。

 

 

英国と言えば紅茶文化ですが、

その紅茶を生産しているのは

インドやスリランカなど

旧大英帝国の植民地。

 

そして茶ノ木の原産国は中国です。

 

中国で生産される

茶に魅了された英国人は、

東インド会社で

茶貿易を独占していきますし、

茶の自国勢力圏での生産を目論み、

植民地であった

インドやスリランカでの生産を始め、

ダージリン、アッサムなど

複数の種類、香りの紅茶を

生み出していきます。

 

ボストン茶会事件に限らず、

茶の香りは

世界史に影響を及ぼしていきました。

 

 

 

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