2月になると
東京の中学受験が一斉に始まります。
こうなると、塾講師には
塾で教えるという本業以外に
門前激励という
時間外労働が生まれます。
1月から他県の中学受験が始まり、
それを受ける生徒の門前激励も
ポツポツと入りますが、
2月1日から数日は
受験ラッシュとなりますので、
直前の会議で
生徒たちが受ける
全中学がリストアップされ、
そこに国算理社の4人の先生を中心に
誰をどの中学に向かわせるのかが
決定していきます。
私は中学受験クラスの
国語、社会の2科目担当でしたので、
当然全受験日に参加していました。
どの生徒も大切で、
どの生徒の受験校の
担当になっても良いのですが、
それでも行きたい中学、
行きたくない中学は出てきます。
「家から遠い中学・近い中学」
遠い中学ですと朝起きる時間も早く、
移動も時間がかかりますからね。
「駅から遠い中学・近い中学」
もう違う駅に着かない??
くらい遠い学校もありますもんね。
「学校の対応が親切・不親切」
中学によっては寒い日に
外用のヒーターを出してくれる中学、
門前激励後に暖かい学食ルームを開放し、
お茶などを振舞ってくれる中学
などがある一方で、
警備員が門の開放をするのみで
職員と顔を合わせる事もない
中学もあります。
家から近く、
駅からも近く、
学校の対応が親切で有名な中学は、
やはり塾講師たちに
人気となりますね（笑）
さらに、
門前激励1校につきいくら、
と特別手当が出ますので、
尚更近い方が人気なんですよね。
移動時間は考慮されませんので（笑）
勿論、
関係性の深い生徒が受験すれば、
家からは遠く、
駅からはさらに遠く、
門前でガクブル震えながら待つのみ、
なんて激励も何度もしましたが。
2月を迎えると、
毎年門前激励を思い出します。
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