LAの高校1年の頃、
L君、T君、A君、その他多数が
殴り合いの喧嘩までして
取り合った女の子がいました。
私はその列に一切加わっていない
完全部外者でしたが、
L君によって関与が始まります。
その女の子が日本人だったため、
一計を思いついたL君は私に
日本語でのラブレター作成の為の
助けを求めてきます。
1通目、
L君が思いついた
英語の日本語訳を私に聞き、
それをローマ字で書いたラブレター。
「ダメだ、オレは渡せない。
日本人なんだし渡してきて」
L君のこの乙女チックな逃げ口上の結果、
私はその日本人の女の子と
初めて会話をする事に。
2通目、
L君が思いついた英語を
私が日本語で書き、
それをL君が日本語で書いたラブレター。
「ダメだ、オレは渡せない」
デジャブのような状況から、
放課後徒歩で帰宅する彼女を
自転車で追い掛けて渡します。
高校1年、まだ免許は取れず、
自転車通学だったので。
3通目、
「いつも通り書いておいて」
もはやラブレターを書く
資格すらないような発言の結果、
私が日本語で書き、
私が渡しに行くという事に。
放課後、徒歩で帰宅する彼女を
自転車で追い掛けて渡すついでに、
この頃から一緒に帰り始めます。
この様子を目撃するT君やA君、
日本人の利点を生かして抜け駆けか!!
との完全なる濡れ衣も着せられますが、
まぁ、毎日毎日
自転車で放課後追い掛けて、
手紙渡して一緒に帰ってたら、
そう思いますよね（苦笑）
4通目以降も、
結局私が書いて私が渡す、
恋への勇気はゼロなマフィアL君。
当然ながら動かぬL君に
栄光が訪れるはずもなく、
彼氏となったのは
積極的に動いた上にイケメンのT君。
ただ、
後のマフィアやギャングの
幹部クラスも参加する
殴り合いバトルに参戦することなく、
平和裏に彼女と仲良くなる
漁夫の利を得たのは、
配達人で動いた私でした（笑）
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