ロシアとウクライナが

戦闘を開始して4カ月、

まだまだ終戦に向けた

道筋は見えて来ません。

 

そんな中、

ウクライナ大統領府は

支援国への要望として

 

榴弾砲1000門、

戦車500両、

多連装ロケット砲(MLRS)200~300、

装甲車両2000両、

ドローン1000機

 

とリストにして発表しました。

 

 

これ、どのような量であるのか。

 

ウクライナでも

両軍が使用している155㎜榴弾砲、

陸上自衛隊では310門、

155㎜自走榴弾砲は164両、

203mm自走榴弾砲91両の合計565門。

 

戦車は最新の10式戦車86両、

旧式の90式、74式と合わせて557両。

 

ウクライナ戦線における

最重要兵器になりつつある

多連装ロケット砲(MLRS)は

陸上自衛隊に99両です。

 

世界の軍事大国の

1つであると言われる日本ですが、

ウクライナ政府の要望の

榴弾砲なら半数、

戦車は同等、

MLRSでは3分の1程度の配備数です。

 

 

ここから大きく2つの事を読み解きます。

 

まず、

ウクライナ政府は

軍事大国の陸上戦力を超える兵器の

無償提供を要望しています。

 

正直、複数の国が協力した所で

無理な話となります。

 

明日突然「陸上自衛隊」を2つ

創建せよと言っているようなものです。

 

物質的に困難ですし、

経済的にも支援国への負担が

物凄く大きくなります。

 

物質的には自国の部隊から

兵器を取り上げて

配備する事になりますので、

それがウクライナ戦線で失われた場合、

次に自国が攻撃された場合に

防衛する手段を持っていない事に

なってしまいます。

 

なお、兵器を提供している

フランス陸軍もドイツ陸軍も

日本ほどのこれら大型陸上兵器を

保有していません。

 

 

2つ目にして最重要な事は、

実際に戦闘が始まった時、

未だ本気を出していない

ロシアと戦うのに

日本の全陸上戦力を超える兵器が

「追加」で必要という事です。

 

現在、

自衛隊ではスリム化を進める為、

兵器の数を減らす方向にありました。

 

しかし、

世界の軍事超大国である

ロシアを北方に、

中国を西方に抱える日本、

現在の戦力で

充分であるのか否かという議論と、

防衛費という経済の議論が

より現実的な問題として

浮かび上がって来ています。

 

 

 

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