パンデミックだなんだという

世界的な情勢の中でも、

国際安全保障の世界に休息は無く、

2020年も

アゼルバイジャンとアルメニアは

戦闘状態に陥り、

アゼルバイジャンが圧勝し

実際に国境線が書き換わりました。

 

西アフリカの砂漠地帯地域は

政府の統治が及ばぬ地域が広がり、

国際展開するフランス軍部隊などに

死傷者は続出します。

 

2021年も

アフガニスタンは

タリバンによって制圧され、

エチオピアは内戦に陥り

首都近くでも戦闘が勃発、

イエメンでも5年以上続く内戦で

一進一退の戦いを繰り広げています。

 

 

そして現在、

ロシアとウクライナ国境が

騒がしくなっています。

 

両国の関係と言えば、

2014年にロシアが

当時ウクライナ領だった

クリミア半島を併合し、

ロシアと国境を接する

ウクライナ東部地域は

ロシア系住民が独立宣言をし、

現在に至っても

ウクライナ政府軍や民兵組織と

戦闘を繰り広げています。

 

日本製の地図を見ると、

現在でもクリミア半島は

ウクライナ領となっていますが、

現実的には完全にロシア領に組み込まれ、

しっかりとロシアによって

統治されています。

 

 

そんなウクライナへの

ロシア軍の軍事侵攻があるのか否かが

噂話の域を出て懸念されています。

 

ウクライナ国境に十万を超える兵力を

結集させているロシア、

国際情勢によって

どういうオプションでも

取れるようにしているのでしょうね。

 

 

と、

ユーラシア大陸の西側では

ロシア、ウクライナ国境が騒がしいですが、

東側では

中国が台湾に侵攻するのか否かが

懸念されています。

 

こちらは日本の目と鼻の先の話ですので、

当然ながら日本にも

大きな影響を及ぼす話です。

 

また、

一旦話をロシアに戻せば、

千島列島のロシア軍が増強され、

ミサイル部隊なども

増強されているようです。

 

これらの事象、

それぞれ独立した事象と

捉えない方が良いでしょう。

 

現在、国際社会の関心は

ロシア、ウクライナ問題に

注がれており、

万が一ロシアが

ウクライナに侵攻した折は・・・

という事態も想定した議論も始まり、

強力な経済制裁を課す!!

と欧米側が声明を発しています。

 

しかし、

ロシアのウクライナ侵攻と

中国の台湾進攻が

同時に起こった場合はどうでしょう。

 

旧西側諸国は

両面作戦に対応出来るだけの

余力があるでしょうか??

 

経済制裁は

する側も痛みを伴いますが、

ロシアだけでなく、

同時に中国にも課す痛みに、

西側諸国自身が

耐えられる経済力を

有していないかもしれません。

 

経済制裁を課されても、

ロシアと中国が団結し、

そこに協力する

中央アジア諸国などがあれば、

経済制裁の実効性も

薄れてしまいます。

 

また、中国の台湾進攻に対する

日米の動きに関しては、

ロシアの千島列島での

軍備増強はここで効いてきます。

 

一連の動きは連動していると

考えた方が分かりやすいです。

 

中露合同艦隊による

津軽海峡通過を含む

日本周辺海域での

周回演習の意味もこれに繋がります。

 

勿論、同時侵攻の為の

共同謀議をしているというよりは

それぞれの行動、国益の最大化、

脅威に対するマイナスの最小化を

狙った連動なのでしょう。

 

実際に侵攻するかは不透明です。

 

しかし、そのオプションを

カードとして保有しながら

国際社会に影響力を行使していく。

 

それが国際政治、国際安全保障の

理想論では動かないリアルです。

 

 

 

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