静かなバータイム、
葉巻をふかしながらの
スコッチストレート。
ジャズが流れる空間に、
葉巻の煙が消えていきます。
バーテンダーと2人の時間となり、
ふとバックバーに並ぶ
あるスコッチのボトルに目が行き、
そのスコッチの話題を
バーテンダーに振ると
「少し飲みますか??」
と。
これ、
「売る為」の飲みますかではなく、
「試飲」しますか??の意味。
バーテンダーも請求する程野暮ではなく、
私も請求しないよね??
なんて言う程野暮ではなく、
スコッチの話題から
「飲みますか??」を経ての
「試飲」以上「シングル」以下くらいの量が
注がれるまでの
流れるようなスムーズな時間、
野暮や無粋が入り込まない遊び時間です。
「これも美味しいね」
と飲み干すと、
「こちらもまた個性が違って面白いですよ」
と次のボトルも
今度はシングル一杯分あるね??
という量を注いでくれます
「試飲」で（笑）
さらにもう一杯、
また別のボトルを紹介し
「試飲」をさせて頂き、
スコッチストレート1杯分の支払いで、
4杯も飲ませて頂きました（笑）
これ、お酒が弱い人なら
潰れてる遊びですね。
勿論、
これはこの時間だけを切り取れば
お店側の「損失」です。
しかし、
このサービスを受けたからこそ、
私は今後もお店に通いますし、
損を損では終わらせず、
他に客の居ない、
2人だけの時間だったからこその
秘密の遊びで、
楽しく美味しい時間を含めた
ウィンウィンになっていきます。
寒い季節となり、
毎週のように通う焼き芋屋さん。
先日もおばちゃんに
「2本頂戴」
というと、
黙って3本入れてくれました。
かつては「2本」に対して
最高6本
入れてくれた事があります（笑）
だからこそ、
毎週のように通いますし、
どの瞬間を切り取るのかに、
学問としての経営学とは別の、
経営センスが表れますね。
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