SF映画の金字塔

『2001年宇宙の旅』の

オープニングにおいて、

類人猿が大きな骨をついに掴み、

それを振りかざすことで

大きな破壊力を得て、

敵対する類人猿グループの一匹を

滅多打ちにして制するシーンがあります。

 

人にせよ、類人猿にせよ、

こん棒なりを手にした瞬間から

「安全保障」の

技術的進化が始まりました。

 

 

「矛盾」という言葉通り、

攻撃があれば防御があり、

攻撃されない手段が講じられ、

それに対してより大きな攻撃力の

技術が生み出され、

盾となり、剣となっていきます。

 

より長距離からの攻撃が求められ

弓が発明され、銃となり、

大砲と進化していきます。

 

日本が「キリスト教」「貿易」を餌に

イエズス会勢力に侵略されなかったのは、

日本が全国で鉄砲を

数万丁規模で保有していたから。

 

鉄砲伝来から数十年で

日本は世界有数の鉄砲保有国となります。

 

そこから数十年、

豊臣家が籠る大阪城を落城させたのは

大砲の威力と射程です。

 

 

しかし、

日本は不思議なことに、

ここで安全保障の

技術的進化を自ら放棄します。

 

鉄砲、大砲の時代から、

幕末の剣士が誇ったのは

甲冑も着けずに太刀を振り回す事。

 

長距離攻撃に

まるで対応出来ない太刀で、

防御力ゼロのまま

戦闘に向かう事を誇りとしました。

 

これで鉄砲の時代に進化を続けた

欧米列強に勝てるはずはなく、

不平等条約時代を迎えるのは

当然の結末でした。

 

 

そこから数十年で、

日本は再び世界有数の軍事大国となり、

世界トップクラスの戦闘機である

ゼロ戦を開発し

長距離攻撃能力を手にします。

 

ただし、

攻撃能力に集中したため、

防御技術の進化が遅れ、

太平洋戦争では

国家をどん底に落とすまでの

大敗を喫します。

 

そこでまた日本は

安全保障の技術的進化を放棄します。

 

 

文明が生まれる遥か以前から、

安全保障の技術の基本は

 

①高い攻撃力

②高い防御力

③長距離攻撃力

 

の3点です。

 

人類誕生後、文明発達以前から

狩りの為に弓や槍が発明されたのは、

高い攻撃力を得て、

自らを危険に晒さない

長距離攻撃力を得るためです。

 

令和の現在に至っても

長距離攻撃力である「敵基地攻撃」が

可能か否かを議論する日本。

 

長距離ミサイルも長距離爆撃機も無く、

空中給油機や空母が

最近ようやく配備された状態です。

 

さらに、

現在はインターネットこそが

本当の安全保障最前線となっています。

 

情報の収集、

敵の情報網のかく乱、

偽情報の流布、

これは武田信玄も得意とした

安全保障における基本戦術です。

 

これを現在はネット上で

米中露が激しくネット上で日々

「宣戦布告なき戦争」を

繰り広げています。

 

また、

昨年のナゴルノ・カラバフ紛争において

アゼルバイジャンの

勝利を決定付けたのは、

トルコ製無人攻撃機の存在です。

 

味方の損害無く

長距離攻撃を可能とする兵器であり、

まさに安全保障の技術的進化の

現時点での頂点の1つです。

 

 

つまり、

ハッカー育成と無人機開発こそが、

現在ならびに近い将来における

安全保障技術の中心なのですが、

ここに力を注がない日本、

今は幕末ですか??

戦後直後ですか??

定期的に安全保障の

技術的進化をやめる日本です・・・

 

 

 

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