「民主主義」とは

「多数決」の理論であり、

世の中選挙は一応

多数決の論理を前提に

実施されていますが、

社会の実態は

「マジョリティ=多数派」ではなく

「マイノリティ=少数派」の方が

影響力を行使している場合が

多かったりします。

 

 

「ノイジーマイノリティ」

という言葉があります。

 

主張の強い少数派という事ですね。

 

一方は「サイレントマジョリティ」

静かな多数派、となります。

 

少数派が

いかにして社会を動かすのか。

 

声を大きく「ノイジー」になることです。

 

うるさく、耳障りになる事で、

「それを収めたい・・・」

という心理が働き、

彼らの主張が受け入れられます。

 

 

お店で料理を食べて、

メニュー写真と違うことで

多少不満は持ちつつも、

まぁいいか、と静かに出ていった人と、

食べ終わってから

メニュー写真との違いを騒ぎ立てて、

無料を勝ち取るクレーマー。

 

得をしたのは後者ですからね。

 

 

このクレーマーが得をする論理が、

社会のあちこちで散見されます。

 

言葉狩り、

CMなどの放送中止、

番組の打ち切りなど

社会的に目立つ活動もありますが、

企業や個人を苦しめる

少数派のノイジーな雑音は

SNS時代だからこそ増幅されて

情報化社会を席巻しています。

 

 

一方、

それらの意見が単純に

「ノイジーマイノリティ」であると

切り捨てられない

「貴重な少数意見」

である事もあります。

 

 

日本でも平安時代から

君主たち、優れた政治家、

経営者たちが愛読した

『貞観政要』という

中国の書があります。

 

中国史上最も安定した時代と言われる

唐の太宗の時代、

日本では大化の改新前後の時代ですが、

その時代の名君太宗と

臣下のやり取りを記した書です。

 

太宗が名君とされるのは、

自分にとって敢えて耳障りとなる

「ここがダメでした」

「ここを直しましょう」という諫言を、

それを専門とする信頼する臣下に求め、

それを聞いて

改めるべきを素直に改めた事です。

 

君主によっては、

耳障りの良くない意見を言う臣下を

次々と殺し、暴君となっていった者も

世界には数多いますが、

諫言の価値を知り、

それを自ら率先して求め、

直していくことで

中国史上最も良い統治の時代だったと

今なお評価される時代を

臣下と共に築き上げました。

 

 

政策にせよ、経営にせよ、

意思決定者は常に

自分が耳にした意見が

多数は求めていない

「ノイジーマイノリティ」なのか、

多数が口に出来ていない

「貴重な意見」なのかを判断し、

その決断に対する結果責任が問われます。

 

政策論争から会社への意見、

夜ご飯のおかず問題まで、

さて、今日皆さんが耳にした

様々な意見はどっち(笑)??

 

 

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