「ペンは剣よりも強し」で、

第四の権力となり、

各国の時の政権の行方にも

大きな影響を及ぼすマスコミ。

 

ただ、香港では

「剣はペンを圧倒する」で

ジャーナリズムと自由の

完敗で終わりました。

 

 

他方、ドイツでは

秋に行われる総選挙に向けての

有力与党候補の発言が

波紋を広げています。

 

「ジャーナリストの

政治信条を検閲せよ」

 

という主張です。

 

特にメルケル首相擁する与党は

中道左派政党であるため、

党内の混乱は大きく、

除名せよという意見から

静観を決め込む人まで

様々出ています。

 

この主張は、

「公平中立」を名ばかりに名乗る

ジャーナリストによって、

偏った意見やバイアスをかけた報道が

公共放送でも見られるから、

という事で出されました。

 

「報道の自由」を擁護する

左派政党としては

公式には受け入れられる

ものでは無い一方、

皆さん思う所はあるのか、

静観を決め込む人も居るという

状況のようです。

 

 

この「公平中立」を

名ばかりに名乗るジャーナリストが

報道の自由を盾にとって

自分の意見や

特定層に不利な誤報を

意図的に垂れ流すというのは、

各国のジャーナリズムに

見られる問題であり、

この問題提起は

ドイツだけの問題ではありません。

 

直近で言えば、

東京都議選に絡み、

都民ファーストの候補が

選挙期間中に起こした

無免許事故に関して、

初めて報道されたのが選挙後。

 

自民党の小泉環境大臣の

熱海の土砂災害に関して、

極めて関心が薄いかのような報道を

左派系メディアが報じますが、

選挙が終わった途端、

あれは誤報でした、

と型通りの薄い謝罪で記事を訂正。

 

公平中立が名ばかりである事が

良く分かる2つの事例です。

 

 

同じような事は

2009年の自民党から

当時の民主党への

政権交代時にも起こり、

鳩山元首相の個人献金虚偽記載や

実母からのうん億もの

贈与税を払わない事になる偽装献金など、

選挙前から指摘はあったものの、

メディアが大々的に報じたのは

政権交代後でした。

 

これは、

昨年のアメリカの大統領選においても

見られた事で、

トランプ政権をいかに潰すかについて

ストレートに語っている

CNNの会議の音声が流出しており、

公平中立を守る気さえなかった事が

明らかになっています。

 

 

共産党権力によって潰された

香港メディアには厳しい現実ですが、

マスコミやジャーナリズムが

国家、社会の為に

必ずしもなっている訳でも無いケースは

世界中で散見され、

報道とジャーナリズムの

無制限の自由は認めるべき!!

との立場には私は立てません。

 

 

何でも書ける、

何を書いても許される、

誤報を出しても許してね♪

・・・という訳にはいかず、

政治的意見を述べるのも良いでしょう、

しかしそれは

「これが世の中の公平中立な真実」

という皮をかぶってやるべきではなく、

私のスタンスは〇〇で、

そのバイアスが

かかった上での「意見」です、

とやるべきですし、

誤報を犯した時、

紙面の誰も見ないような場所などに

しれっと載せて終わり、

とはいかないでしょう。

 

 

事故を起こしても

スピード違反も出来る

運転免許証みたいな

「報道の自由」では、

怖くて社会を道を歩けません。

 

 

 

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