日本の義務教育でも習う漢詩。

 

テスト対策で習うと飽きますが、

教養として身に付けると

やはり奥が深い世界です。

 

漢詩の場合は

5文字、7文字などが連続し

 

国破山河在

城春草木深

 

など杜甫の「春望」のように

漢字数の統一性が美になります。

 

漢詩というと、

杜甫や李白が有名ですが、

私は三国志の英傑の1人

曹操の詩が好きです。

 

曹操というと

赤壁の戦い時に読まれたという

酒に関する詩が有名ですが、

私は

 

老騎伏櫪

志有千里

烈士暮年

壮心不已

 

が好きです。

 

漢字4文字が連続する詩ですね。

 

「老騎(ろうき)櫪(れき)に伏すも

志(こころざし)千里にあり

烈士暮年(れっしぼねん)

壮心(そうしん)やまず」

 

と読まれ、

 

「年老いた名馬は

馬小屋に伏していても、

その心は千里を駆ける。

男子晩年を迎えても、

熱き心は失われない」

 

という意味の詩となります。

 

 

ゲームや漫画だけの

三国志好きではなく、

文化、文学としての

三国志が好きな場合、

知っておきたい名詩で、

「もう年取ったからなぁ~」なんて

気力まで失いかけているような方に、

以前贈った事もあります。

 

その時は

「へぇ~」くらいな感じで

流れてしまいましたが、

そんな時、

「対酒當歌」

「酒に対面したら(當)まさに歌うべし」

から始まり

「ただ酒を飲むしかない」

で終わる、

曹操渾身の酒の名詩ででも返し、

お酒でも飲みに連れて行って頂けると・・・

私が喜びます(笑)

 

 

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