G7が閉幕しましたが、

その主要先進国の中での

コロナ関連データにおいて

日本が特筆すべきものがあります。

 

 

それは「超過死亡率」

 

 

毎年の平均的な死者数のデータから、

ある期間における

予測される死亡者数に対して、

実際の死者数がどれほど超過していたか、

というデータです。

 

つまり、

この「超過死亡率」が高いほどに、

平均的な死亡者数に対して

コロナ危機以降の死亡者数が

上回った事を示しており、

それはそれだけ新型コロナの影響が

大きかったであろう可能性を示しています。

 

 

新型コロナ危機が発生した

昨年3月から今年2月までの

1年間のデータにおいて、

超過死亡率は

 

アメリカ20.2%

イギリス19.8%

イタリア17%

フランス10.2%

カナダ5.1%

ドイツ4.9%

 

となっています。

 

アメリカやイギリスは

平均的な死亡者数に対して

20%前後も多く

死者が出たことになります。

 

さて、日本ですが、

-1.4%と

G7諸国の中で

唯一マイナスとなっています。

 

その上がカナダ、ドイツの

+5%前後であることを考えると、

日本がいかに

特異であるかが分かります。

 

つまり、

このコロナ危機と呼ばれるものが

発生して以降の死者数は、

毎年の平均的な死亡者数に対して

むしろ減少しているのが

日本の現状です。

 

そのデータを知ってか知らずか、

街に、マスコミに溢れるのは

日本のコロナ対策への叱責の声。

 

1年間での死亡者数を減らした

唯一の主要先進国であり、

経済を完全に止める

強制的なロックダウンはせず、

自粛要請程度の緩い対策、

しかし聞かれる声は

「でわの守」による

「海外では~こんなに成功してるのに~」

的な声が

少なくともマスコミ上は多くなっています。

 

 

G7のヨーロッパ四か国は、

日本の人口の半分以下ですが、

最大時の日々数万人の感染者から減少し、

厳しい規制を解除した現状でも

日々7千、8千という規模で

新規感染者が出ており、

イギリスのイングランドでは

全ての制限を解除する予定でしたが、

それを1か月延期するような状況です。

 

国の対策がなっていない!!

と叱責されている

日本の感染者数でしたら、

ヨーロッパなら大喜びで

完全規制解除でしょうね。

 

ワクチン接種先進国と

海外をもてはやしますが、

日本の半分の人口で

倍以上の感染者数が出ていれば、

それは4倍以上の

感染率という事ですからね。

 

 

勿論、

日本よりは上手く対策をやり、

被害の小さな国もあります。

 

その意味でも、

日本政府が取った対策に反省点が

無かったわけではないでしょうし、

実際に政府も行政も

悪手を数々打った印象はあります。

 

しかし、

その多くは小さな国だったりしますし、

もしくはデータをいじっている国・・・

 

かつてはG8構成国だったロシアは、

正直に現在感染再拡大して

日々1万人以上の感染者が

出ている事を認めています。

 

 

主要先進国として

経済を完全には止めることなく、

ここまで感染率を低く抑え、

何よりもコロナの影響を測る

最も重要な指標である、

超過死亡率を

マイナスにまでさせている事は、

仮に政府の事は嫌いだとしても、

日本として誇れるデータなんですけどね。

 

 

評価されるべき部分は評価し、

改善すべき点に対案を示すのではなく、

「危機対応は任せられない」

とする野党、

これ、100点以外は0点的な論法ですか??

 

 

 

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