LAの高校時代、
4年制の内の最初の3年、
私はテニス部に所属しました。
後に親友となるJimmyと
ダブルスを組んだ最初の2年間で
1軍に定着しますが、
そもそも弱小テニス部ですので、
特に誇れる実績ではありません。
そんなテニス部に
一人だけ群を抜いて
上手かった選手がいました。
私が1年の時の3年で、
2年間一緒でしたが、
シングルス3人
ダブルス3組6人の
9枠ある1軍枠の
トップは当然彼。
日本人部員の間で
「元帥」と呼ばれる圧倒ぶり。
一度だけ練習パートナーに
なったことがありますが、
いや・・・練習に
元帥にとってはならなかったでしょうね。
実力が違い過ぎました。
テニス部では
当然ながら遠征もありますので、
「テニス部の遠征で～す」
と先生に伝えて授業を抜け出し、
映画などでお馴染みの
アメリカの黄色いスクールバスで
遠征先に向かいます。
木の椅子、
90度直角の木の背もたれ。
座り心地ゼロの
スクールバスでの移動でした。
しかし、元帥は違います!!
試合会場の相手校のテニスコート脇に
黄色いポルシェで登場です。
そう、
アメリカの良い所、
成功者には栄光を!!
という事で、
特別にマイカー移動が許されてました。
自分の試合が終わると、
部全体の結果を待たずに、
やはりポルシェの爆音を響かせて
帰っていきます（笑）
一芸に秀でたものが、
その一芸で身を立てることが出来る。
アメリカのこのシステムが、
トップ中のトップの人材を
各所で育て上げるんでしょうね～。
同じ高校だった超理系日本人生徒も、
英語が出来ず、
他の教科もボロボロでしたが、
数学だけは凄いので、
高校2年時から
数学の授業だけ大学に通ってましたし。
さて、
ポルシェ移動の元帥、
ポルシェに乗れる理由は、
既にテニスプレーヤーとして
スポンサーが付いているから。
その事実からも
実力の程が分かりますね～。
そんな元帥を擁して、
隣町の高校へ遠征です!!
先日、
タイガー・ウッズ選手が事故を起こした、
LAを代表する
高級住宅街にある高校です。
日本企業の方も多く住み、
高校の一定数は日本人生徒であり、
一日中日本語だけで過ごした、
なんてことも珍しくないようですが、
テニス部の日本人部員はゼロ。
何故なら・・・
超が付く名門テニス部だから。
我が校のテニス部の1軍選手が、
弱小テニス部に見切りを付けて、
「お前らとテニスをしても上手くならねぇ」
との捨て台詞と共に、
テニス上達の為に
そこの高校へと転校したものの、
3軍に入るための
トライアウトで跳ね返され、
2か月ほどで戻ってきました（笑）
なんせ、そこを地元とする方々ですと、
家にテニスコートがあり、
テニスの練習は
コーチを自宅に呼んでしていますからね。
それを幼少期から
やった子たちが入るテニス部ですから、
3軍だって相当な実力なんです。
ですので、
日本人駐在員の子供で
テニスが好き、
程度では入部が出来ないんですよね。
そんな名門校との対外試合・・・
用意されたのは2軍選手たちでした。
1軍が出る必要も無いと
侮られた我が校!!
しかし、
我が校には元帥が居ます!!
さて、その結果は・・・
「偏差値30の東大生」
お問合せはこちらから