私の人生において、
塾講師をした事は
大きな転機となりました。
教えることは教わる事。
生徒たちに教えた
社会科の知識は大いに深まり、
その結果が1冊目の著作
『いつのまにか変わってる
地理・歴史の教科書』
に繋がっていきました。
しかし、もともと塾講師を
やりたかった訳では無く、
不思議な巡り合わせの結果です。
大学時代から
銀座でバー通いを始め、
その後銀座のバーで
シェーカーを振るようにもなり、
その経験もありましたので、
バーテンダーの仕事を探します。
そして六本木にあるバーでの
面接の予定を組みます。
しかし、
その面接が夜10時だったので、
その前に面接も終わる
全国展開している塾も
暇潰しで連絡を入れました。
バーテンダー志望でしたので、
塾の方にはいつも通りのスタイル、
金髪、ピアス、
金の指輪にネックレスという
恰好で向かいます。
しかも、
面接担当のエリアマネージャーは
生徒の質問攻めに合い
面接開始が遅れ、
面接が始まるも、
そろそろ六本木への移動を
開始しないと間に合わない時間となり、
「もう、いいですか??」
と私の方が面接を切り上げます。
その後六本木のバーに行くと、
これ以上無いくらい
ヤクザ丸出しの店長が迎えて面接。
銀座での経験等伝えて
面接も終わります。
翌日、連絡が来たのは塾。
〇〇教室での面接に行ってくれ、
との事で指定された教室に向かいます。
この段階でも
バーテンダーになる気満々ですので、
金髪、ピアス、
指輪にサングラス姿で参上。
教室長との面接となりますが、
「聞いてました。
エリアマネージャーから
『今からヤクザが行くから』と」
結局その場で
翌週からの担当授業も決定し、
最初の段階でヤクザで通ったため、
そのままの格好での授業となり、
生徒も親もビックリの
ヤクザ先生の出来上がりとなりました。
なお、
本職ヤクザ丸出しの
六本木のバーからの連絡は、
連絡すると言ったまま
未だ無いんですけどね（苦笑）
「偏差値30の東大生」
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