地球は平面である。

 

太陽が地球を回っている。

 

動物は進化などしない。

 

真顔で言われた場合、

学の無い人なのかな、

と思いそうですが、

ジャングルの奥地でも

秘境の高地の奥でもなく、

そのような主張は

一部大卒レベルの方々でもしています。

 

そして実際、

アメリカ南部では、

そのような教育を

子供たちに施している

地域や集団もあります。

 

つまり、彼らにとっては

ガリレオやダーウィンが

そのような主張を展開した事実はあれど、

過去に誤った主張をした人、

で終わります。

 

彼らは新しい主張をしているのではなく、

過去の「常識」で止まっています。

 

しかし、

過去には「常識」だった為、

その主張が受け入れられやすい

素地があります。

 

それを常識とする文献は

沢山ありますからね。

 

 

では一方で私たちは

「常識」を知っているかと言えば、

そんな事は分かりません。

 

10年前の常識が、

今日では覆されるように、

10年後には

今の学説の180度真逆なものが

常識になっているかもしれません。

 

今メジャーな主張を

辛うじて聞いたことがある程度です。

 

 

昭和の頃、

恐竜界の雄ティラノサウルスと言えば、

ゴジラのように尻尾を地面に着いて

背を縦に伸ばし

2本足でゆっくりと歩いてました。

 

そこからティラノサウルスは

前傾姿勢で尻尾を宙に伸ばして

高速で移動するように変わり、

残念なことに

ゴジラまでその影響を受けて、

「ゴジラ」という名の

ティラノサウルス型恐竜として

ハリウッド映画となったこともあります。

 

しかし、それでも

トカゲのおばけだった恐竜ですが、

2010年代に入ると、

羽毛があったこと、

しかもカラフルだったことが分かり、

ティラノサウルスの

形も色も大分変化し、

ティラノサウルスの「常識」も

短期間で随分と変わりました。

 

 

先の科学の常識も、

中世では常識だったものが、

現在では異なるものですので、

どの時点に自分が立っているか、

というだけで

不変の常識なんて

存在しないと思った方が

自分の立場を過信しなくて済みます。

 

 

かつては

「真田幸村」一辺倒だった呼び名も、

現在は本名の「真田信繫」が

主流と変わりました。

 

かつては評価の低かった

石田三成の評価も、

ここ数年で一気に高まりました。

 

かつては油を取るな!!

と言われたダイエット法も、

現在は良質な油を摂取しなければ

むしろ痩せにくい事が分かっています。

 

 

自分が常識だと思っているものなんて、

一過性の、そして特定地域で

メジャーな主張でしかありません。

 

 

現在は地動説が

科学の基本となっていますが、

では太陽が動いていないのかと言えば、

実は太陽連星説があります。

 

連星とは

2つの太陽が互いの周りを

クルクルと回転するもので、

宇宙にある恒星の多くは

このタイプとなります。

 

太陽には現在の天文学では未発見の

連星があるとの学説があり、

「ネメシス」と仮称されています。

 

また、同様に

「プラネット・ナイン」と呼ばれる

太陽系第九惑星の存在も

提唱されています。

 

ガリレオ以前の主張を笑う私たちも、

新発見があれば、

古い常識を科学と信じた

笑われる存在となります。

 

 

常識なんて時と共に移ろう存在です。

 

 

 

■ 講演 ■ 
「偏差値30の東大生」
何故偏差値30のLAの不良は
東大大学院まで進めたのか

講演料:50,000円+交通費
90分を超える場合は要相談

 

講演お問い合わせはこちらから

 

大人の社会科授業
授業内容:

①「勉強の仕方」

②「安全保障論」

③「プロパガンダと広告」

④「経済学って面白い」


費用:お一人 5,000円
(飲食代別)

お申し込み方法など
詳しくはこちらの記事をご覧ください

 

ポストお問合せはこちらからポスト

 

取材、出演、執筆依頼 コンサルティング相談など