先日、あるホテルのラウンジで

カフェタイムを楽しんでいると、

見掛けたのは

「今イケてる感」を

全面的に押し出している

20代後半から30代中盤くらいの

ビジネスマングループ。

 

スーツも上質、靴もピカピカ、

髪型も最新トレンドで決まり、

立ち振る舞いもスタイリッシュ

 

凄いですね~こう書くと。

 

ただ、残念なのが、

3人組でしたが、

全員見分けが付かないくらい

同じなんですよね。

 

おそ松さんかっ!!

というくらい、

同じような色合い、

同じような丈の

同じようなフィット感のスーツに、

髪型も「今流行り」の

同じスタイルで、

同じようなポーズを取りながら

話しています。

 

これ、誰かが

ファッションリーダーなのではなく、

スーツ業界が現在

誰にでも勧めるトレンドに乗って、

髪型もスタイルも

どこかで見る今イケてる風なだけ。

 

個性的にしようと思った結果、

没個性になる

典型的なパターンでした。

 

 

また別のホテルのラウンジでは、

「今イケてる感」満載の

30代起業家連合と思われるグループ。

 

スーツなんかに縛られず、

自由に生きると決めた方々ですが・・・

 

こちらも全員

同じ格好なんですよね。

 

ホテルのラウンジに

材質的にお高い事は察しがつきますが、

ジャージ姿で全員現れ、

サンダル姿に同じスタイルの

髭、髪型、立ち振る舞い、

おそ松くんかっ(笑)!!

 

こちらも自由に生きるはずが、

完全に「今イケてる感」に縛られ、

没個性に陥っています。

 

 

格好良さを勘違いするのなんて、

十代の頃に終えておきなさいよ!!

 

という大人は

今も昔もよく見かけますが、

「格好良い風」に縛られた人間ほど

傍目には痛く、

格好悪い事は無いですよ。

 

 

学校に

「鈴木一朗」

なんて名前の子がいたら、

「役所の名前例かっ!!」

といじられそうです。

 

しかし、

プロ野球史上に残る成績を残し

「イチロー」となり、

メジャーリーグ史上に残る栄光を残し

「ICHIRO」となると、

むしろその名前に風格が生まれます。

 

 

ある所に

和服なのにブーツを履き、

カメラの前で決めちゃった男がいます。

 

いいんです、

その男の名が坂本龍馬だから。

 

一般人がそれをやれば

野暮だの無粋だの言われそうですが、

龍馬だからこそ

格好良いエピソードに変わります。

 

 

ド派手な衣装に身を包み、

猿と言われた豊臣秀吉の前で

猿の面を付けて踊っても、

良いんです、その男の名が

「花の慶次」で有名な

前田慶次郎なら。

 

彼ら大物傾奇者を真似た

小物傾奇者たちは

「旗本奴(はたもとやっこ)」と呼ばれ、

その多くは江戸幕府初期に

数百人単位で処刑されています。

 

小物故に格好は真似、

そしてエスカレートするものの、

一方の教養と実績が足りず、

歯止めが利かず、

派手なだけの社会のお荷物に

成り果てましたからね。

 

 

格好良さとは、

「今イケてる感」を

多数で真似た先にはありません。

 

その道の先に待つのは

「痛いねぇ~」という

冷たい目線の行き止まり。

 

 

誰も歩いていない道を切り開き、

そこで実績を残した人の

恰好、所作には、

自然と格好良さや風格が与えられます。

 

格好良さは

先にあるものを追い掛けるのではなく、

先行する人に

後ろから付いて来るものです。

 

 

 

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