アメリカで新大統領が誕生しましたが、
私としては
「大統領らしき人」
程度の認識です（笑）
今回の大統領選挙には、
物凄い制度上の問題と、
深過ぎる疑惑がありますからね。
・・・と、言うと、
民主党支持層からは
「陰謀論に侵された」
と言われるでしょう。
大手メディアは
大統領選挙に関する疑惑は報じず、
動画の切り貼りで
1月6日の議会襲撃を
トランプ支持者のものである
印象を付けようとし、
トランプ＝悪
のイメージの流布に執着しました。
現実的には、
大統領選挙を巡っては
数多くの疑惑と制度上の欠陥があり、
1月6日の議会襲撃は
「トランプ大統領が演説で煽った」
と言っておきながら、
事実は演説中に
既に襲撃は始まっており、
しかも演説場所から議会までは
急いでも徒歩30分はかかる距離。
演説と襲撃の因果関係は
その時点で崩壊しますが、
「演説が襲撃の原因」説が
大手メディアの論調であり、
その為にトランプ前大統領の演説の
悪意ある切り貼りまで行っています。
これらの大手メディアが報じない情報は、
YouTubeやツイッターを通して
拡散しましたが、
ご存知の通り、
グーグルやツイッター、Facebookは
これらの情報を発信した人物の
アカウントの停止を乱発し、
当時まだ現職だった大統領まで
情報発信の機会を奪われました。
そして、彼らが次に目指した
情報発信の為のSNSアプリは
アップルから排除され、
中国並みの言論統制が
アメリカにおいて行われました。
流石に反トランプを鮮明にする
ヨーロッパにおいても、
このGAFAによる言論統制は
行き過ぎとの批判は出ましたが、
それでも
大手メディアが問題視しない為に、
大きなニュースとなる事はなく、
「悪の権化であるトランプが
アカウント停止になった」
くらいの扱いが
大手メディアの論調でした。
「ネットが分断を招く」
とはよくメディアに見られる論調です。
今回の大統領選に関しても、
民主党支持層は
トランプ支持層に対して
「陰謀論者」
との印象を抱き、
トランプ支持層は民主党支持層を
「大手メディアに洗脳された時代遅れ」
との印象を抱き、
社会は確かに分断しました。
また、
大統領選以外でも、
大きな災害があれば
「デマ」「フェイクニュース」が
必ずと言ってよい程拡散し、
社会の一部に対する偏見や憎悪を
煽る傾向が世界中で見られますし、
テロ組織はネットを通じて人材を募集し、
民族主義グループ、環境過激派なども
ネットを使って情報を発信し、
人々を勧誘し、先鋭化させ、
ネットは様々な対立軸を生み出しています。
魔女狩りなどの
人類の黒歴史を見ても分かるように、
人は集団になる中で
差別的で非寛容的であり、
そしてデマを発信し、
それを信じ対立を先鋭化させます。
それはネットに無関係な
人間の負の特性なのですが、
ネットがそれを情報発信力によって
加速させているのは事実です。
しかし一方で、
今回の大統領選における
報道が正しかったのか、
大本営発表は正しかったのか、
慰安婦報道は正しかったのか、
中国やロシアのメディアが正しいのか
まるで別次元の話です。
民衆は今まで、
大手メディアによる世論誘導に
従順にならざるを得ませんでした。
情報入手経路が
大手メディア一択でしたので、
左右両陣営で論調が対立すれば、
複数の情報を入手出来ますが、
本家大本営発表も、
大本営発表的だった
今回の大統領選挙など、
大手メディアがタッグを組むと、
途端に民衆は情報弱者となり、
メディアの情報を
信じるしかなくなります。
その意味でも、
大手メディアにとって
ネットが脅威であることは分かります。
簡単に誘導出来ていた
「バカな民衆」が、
知恵を付けるきっかけに
なりかねないSNSは
是が非でも潰したいツールでしょう。
だからこそメディア、GAFAの連合が
強力なタッグを組み、
共和党陣営やサポーターの
情報発信の機会を奪い、
彼らを陰謀論者として片付ける事で、
分断の無い「バカな民衆」に
統一させようとしました。
ネットが悪い意味で
分断を煽るのも事実ですが、
大手メディアが隠したい真実への
扉になるのもまた事実です。
これは今回の大統領選挙に限らず、
そしてあらゆる問題における
左右両陣営にとって。
使い方を誤れば、
魔女狩り、村八分、
集団イジメ、テロ、
そしてそれこそ陰謀論の温床となる
分断の加速器であるネット。
しかし、
それが巨大パワーが力で隠していた
真実を表に出す為の
蟻の一穴になる事もあります。
非常に強力な諸刃の剣だからこそ、
高いメディアリテラシーが
社会に、個人に、求められます
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