清く正しく
ピアノを弾かれている方からは
「はぁ!?」と言われそうですが、
ピアノは鍵盤楽器では無く、
打楽器です(笑)
構造から言えば本当に打楽器で、
弦をハンマーで叩いて
音を出すのがピアノですので、
「ピアノは打楽器である」を
構造から否定は出来ないのですが、
ピアノへの向かいあい方としては、
音階を奏でる鍵盤楽器として
メロディアスにアプローチするか
打楽器として
リズミカルにアプローチするのか
演者によって分かれます。
鍵盤楽器としてアプローチする事が
スタンダードであり、
多くの場合の正解でしょうけど、
時にジャズピアニストの一部は、
打楽器的にピアノを捉える人も居ます。
特に身体に
黒人音楽のリズムが刻まれた
黒人ジャズマンには、
心が求めるビートを
鍵盤を通して表現する人も居ます。
私は残念ながら黒人のリズムが
身体に流れてはいないのですが、
彼らの音楽が好きで、
そしてピアノも
そんなアプローチが大好きです。
音楽を聴く目線では無く、
耳線がベース寄り、
と前に書きましたが、
主としてやるのはピアノながら、
基本的にドラム・ベースの
リズム隊が大好きで、
音楽を聴く時も
リズムを中心に聴きますので、
私の中での音楽は
「リズム>メロディ」
なんでしょうね(笑)
これはジャズの名曲Blue Fridayを
ライブで弾いていた時の動画です。
メインをギターが弾いていますが、
1分50秒あたりから始まる
私のピアノソロ。
完全にアプローチが打楽器です。
特定のメロディを奏でたいのではなく、
このリズムを刻みたい♪
が表に出たソロになっています。
昨日の「与作」の動画でも
ピアノソロの時に
私の手が鍵盤から結構離れますが、
リズムを手で叩きたいんですよね(笑)
昨日の記事で書いた
生徒たちに強引に組ませたバンド、
「ラブストーリーは突然に」の他に、
ジャズのスタンダード
「LOVE」もやらせたのですが、
ベースを初めて持ったばかりの
女子高生に
ジャズのウォーキングベースを
教え込むと同時に、
ピアノを弾いてみたばかりの
男子高校生に
「ピアノを弾こうとするな!!リズムを叩け!!」
と教えてました(笑)
「偏差値30の東大生」