歴史シミュレーションゲームの

名作中の名作

「信長の野望」シリーズ。

初期の頃から最新作に至るまで

ほぼ全てのシリーズを

プレーしてきました。

 

 

「信長」は

勿論織田信長を指しますが、

別に信長以外で

戦国時代を戦う事も出来、

選べる大名家の数は

現在では100を超える程です。

 

かつては1つの国(現在の県)に

1つの大名家でしたし、

有能な武将は有名大名家に

集中していましたので、

戦力差も大きく、

あまり戦国乱世の実態を

表せていなかった部分もありました。

 

しかし、現在は1つの国にも

史実通り複数の大名家があり、

ゲームに登場する武将数も数千に及び、

小大名でプレーをしても

有能家臣に支えられ、

戦略次第で大大名とも渡り合えます。

 

 

「信長の野望」最新作が発売されると、

かつては翌日にはもう中古市場に

ゲームが並んでいました。

 

発売初日に購入し、丸一日プレーし続け、

クリアして中古市場に売る、

という流れがありました。

 

しかし、これではゲームとしての

「信長の野望」の面白さを

十分味わい切れていませんし、

戦略や知識を学ぶ

知育ゲームとしての価値も見出せません。

 

5千円で購入して、

3千円で仮に売れたとしても、

2千円分元が取れていないと

思います(笑)

 

私は、繰り返し、繰り返しプレーして、

味が無くなる出し殻になるまで

味わい尽くします(笑)

 

徐々に難易度を上げ、

徐々に弱い大名家を選び、

クリアへのハードルを上げていきます。

 

その事で、

教科書にも多くの歴史書にも登場しない

マイナー大名や武将の名前まで

覚えて行きますしね。

 

 

その最たるものが

同じ「おだ」でも

「小田氏治」でのプレー。

 

 

誰??

となる人が多いと思います。

 

「戦国最弱の大名」との

名誉無き異名を持つ武将で、

まぁ~戦に負け続けた武将です。

 

常陸の国、

今の茨城県はつくば市にある

小田城を本拠に

土浦市あたりまでを治める

関東の小大名でした。

 

しかし、室町時代に制定される

「関東八屋形」と呼ばれる

関東の8名家の1つに数えられる家柄です。

 

栃木県から

宇都宮を拠点とする宇都宮氏

那須与一から続く那須氏

小山を拠点とする小山氏

真岡市を拠点とする長沼氏

茨城県から

結城市、古河市を拠点とし、

後に越前松平家に続く結城氏

水戸や常陸太田市を拠点とし

江戸期も秋田で

20万石の大大名となる佐竹氏

小田氏

千葉県から千葉氏の8家です。

 

主に北関東の大名家ですね。

 

小田氏治は

他の関東八屋形の大名家や

上杉謙信、北条氏との戦いを繰り返し

・・・そしてその殆どで負けました(笑)

 

だからこその

「戦国最弱」の異名なのですが、

小田氏治の凄い所は、

連戦連勝の大名でも、

1つの合戦で敗れた事で敗死し、

家も滅亡することも珍しくない戦国乱世で、

「何度も負ける事が出来た」ことです。

 

敗れる度に本拠地小田城を失いますが、

暫くすると奪還に成功します。

 

有能家臣団に支えられた結果です。

 

最終的に豊臣秀吉の北条攻めの折に

小大名故のゴタゴタの中で北条方に付き、

領土を失います。

 

しかし、縁を頼り結城家に仕え、

一族は越前松平家福井藩の家臣として

家名を残しますから、

戦国の勝者ではなくとも、

戦国最弱ながら

最後まで敗者にならなかった

武将でもあります。

 

とは言え、

北に佐竹氏、

南に北条氏に挟まれた

地の利ゼロな位置関係、

ゲームをする上でも

難易度は相当高い大名家です。

 

「小田氏治の野望」で

全国統一でも出来ると、

ゲームは遊び尽くしたかなぁと

思います(笑)

 

 

ゲームの有用性って、

クリアへのハードルを

どんどん上げていって、

その難関を突破する

ルートと戦略を考える事で、

ゲームが知育になっていきますから、

ゲームはクリアする為にあるのではなく、

クリアできない壁に立ち向かう為にある!!

と言えます。

 

どうです??

 

戦国最弱の大名、小田氏治で

プレーしたくなりましたか(笑)??

 

 

 

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