人間の心理とは面白いもので、
「高級ブランド品」
を着てもらった人がズルをする確率と、
「高級ブランド品に見えるけど偽物だよ」
と伝えた高級ブランド品を
着てもらった人がズルをする確率、
実験の結果は
有意的に後者が上のようです。
「偽物だよ」と伝えられたグループは
安易にズルに手を染める。
何故か。
繰り返し作業を行う実験の中で、
人がズルをする傾向を
調べる実験において、
人は一度ズルに手を染めると、
その後どんどんズルをする、
という結果も出ています。
つまり、
「偽物だよ」と伝えられたグループは、
既にブランド品を身に付けた段階で
ズルをしている「気分」になります。
実際は高級ブランド品ですので、
気分なだけですが、
人はその気分で行動が左右します。
これは、日常においても
ズルに限らず実際に見られる傾向です。
一度模試の結果が悪かったので、
もう勉強をやる気を失くし、
そこから成績が急降下。
小さな悪事に手を染めて、
そこから一気に悪党へ転落。
ダイエットをしていたのに、
ある日ケーキを食べ、
運動をサボったら・・・
その後運動をしなくなった。
自分で悪い事と認識しているからこそ、
一度「美しき自分」
の理想像から離れたら、
そこから先、悪事を重ねるようになる。
人間のよくある性のようです。
冒頭の「高級ブランド品」
これを「学歴」「収入」「肉体美」に
置き換えて考えても良いでしょう。
理想に近い内は勉強を頑張れるけど、
理想から離れそうな模試の結果から、
現在の自分が
理想に反する偽物と思った時点で、
そこから先、勉強しないズルに
手を染めていきます。
ダイエット・筋トレも同様ですね。
体がシュッとしている内は
行動もシュッとします。
まさに高級ブランド品と同じ効果ですね。
体が弛んできたら、
より運動をやる気無くした・・・
より食べるようになった・・・
なんてダイエット失敗例は
よく目にしますからね。
さ～て、筋トレで
筋肉でも着ようかな（笑）!!
「偏差値30の東大生」
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