東欧ベラルーシで

大統領選挙が行われました。

 

「ヨーロッパ最後の独裁者」

とも称される、

旧ソ連からの独立直後の

1994年に当選し、

以降25年に渡り大統領の座に居る

ルカシェンコ大統領が

圧勝して6選を決めました。

 

しかし、

対立候補を含め

選挙の不正を訴える声もあり、

街頭デモも起こっていました。

 

ロシアをはじめ旧ソ連諸国や中国は

大統領に祝意を伝える一方、

西欧諸国は

選挙の不正を主張していました。

 

 

そんな中、

対立候補は深夜隣国リトアニアに

突如出国します。

 

そして、

選挙の不正を訴えた

自らの主張の間違い、

デモを行わず警察に従うよう

支持者へ呼び掛ける

動画がアップされます。

 

 

この動画を巡り、西欧では、

 

「ベラルーシの国家機関の建物内で

政権側に無理やり読み上げされられた」

 

と報じ、

ロシアでは

 

「出国後リトアニアから動画を投稿」

 

と報じられます。

 

動画の存在は

東西陣営共に同じですが、

その撮影時期とその価値について

評価が分かれています。

 

状況を考えれば、

ロシア側の報道の方が

分が悪いように思えますが、

ヨーロッパはヨーロッパで

ロシアの隣国を

勢力圏に組み込みたいという

意図は隠しません。

 

投票の様子にも

「国民は反対の意志を投票で示しました」

とのナレーションが入る状況で、

明らかに視聴者をミスリードさせる

文言を入れていました。

 

その他の

ベラルーシの選挙とデモを巡る

報道内容を聞いても、

旧東西両陣営のプロパガンダが

見事に交錯する場となっています。

 

 

こういう時、

情報ルートを1つに絞ると、

自分の潜在意識に

特定の主張が植え付けられます。

 

それがプロパガンダの役割ですから。

 

だからこそ、

仮に片方の情報が

結果として間違っているにせよ、

情報は複数ルートから入れ、

双方の情報の

共通する点、

異なる点を

見極める必要があります。

 

その先に、

どこまでが正しい情報で、

何がある陣営の主張で、

ある陣営の隠したい情報など

様々な情報が持つ意味や価値が

浮かび上がって来るようになります。

 

 

 

■ 講演 ■ 
「偏差値30の東大生」
何故偏差値30のLAの不良は
東大大学院まで進めたのか

講演料:50,000円+交通費
90分を超える場合は要相談

 

講演お問い合わせはこちらから

 

大人の社会科授業
授業内容:

①「勉強の仕方」

②「安全保障論」

③「プロパガンダと広告」

④「経済学って面白い」


費用:お一人 5,000円
(飲食代別)

お申し込み方法など
詳しくはこちらの記事をご覧ください

 

ポストお問合せはこちらからポスト

 

取材、出演、執筆依頼 コンサルティング相談など

 

ペタしてね