現在、欧米を中心に

「人種差別」に対する

抗議活動??が高まりを見せています。

 

現実的にどこの国でも差別は存在し、

それが機会の平等を

奪うものであるならば、

是正は重要となるでしょう。

 

しかし、現在の世界の動きは、

機会の平等の是正に向けた

動きとはあまり思えません。

 

 

私の小さな経験の話ですが、

私は別に

差別と闘った経験はありません。

 

私を見て「JAP」と声をかけて来た

ギャング相手に

殴り掛かった経験はありますが、

それは差別と闘う理由では無く、

私自身が不快だったからですし(笑)

 

 

さて、

そんな私のLAでの中学時代、

私を見ては

 

「お前はSushi臭いな」

 

など悪態を突いて来る男が居ました。

 

何故私に絡むのか分かりませんが、

私を見付けると近寄って来て、

何か不快な言動をして楽しんでいます。

 

ちなみに、そいつは黒人です。

 

 

そして中学の体育の時間、

その時はチームに分かれて

野球をしていましたが、

運悪くその黒人と

同じチームとなります。

 

「こいつは何も出来ないから」と

大きな声で皆に宣言し、

そいつ主導で私のポジションは

レフトで打順は8番。

期待値ゼロという事です。

 

なお、私は日本に居た頃

野球少年でしたので、

野球は出来ますが(笑)

 

そして敵チームの攻撃中、

2アウト2、3塁から飛んできた

左中間への大飛球。

 

完全に抜けたと全員が思った中、

一気に走って

ジャンプしながらのキャッチで

ピンチを脱します。

 

意外な事に、

それに一番喜んだのはあの黒人です。

 

即近寄って来て、

「すげーな!!」

と声を掛けてきます。

 

そして迎えた攻撃時の私の打順、

相手は気を抜いて投げてきますが、

野球経験者ですからね~

当然ながら

外野に抜ける2ベースを打ちます。

 

そんなこんなで

活躍した翌日の体育の時間。

 

あの黒人が

「こいつはすげーんだよ」

と激推しし、

私の守備位置はレフトのままですが、

打順は4番に変わります。

 

私が打席に向かう時も、

奴は期待の声を掛けてきますし、

私もある程度は

期待に応える活躍はしますし、

明らかに扱いが変わりました。

 

 

私の中で、

「差別と闘う」とはこういう事です。

 

 

アメリカで

中国系、インド人に対する差別も

歴史は長く、

悪しき伝統としてあります。

 

しかし、多くの研究機関、

シリコンバレーにおいて

彼らは活躍し、重要なポストに就き、

高給を取ってもいます。

 

実力があるからです。

 

 

野球の世界において、

誰が「背番号42」を

批判するでしょうか??

 

63年振りの

黒人メジャーリーガーとして

50年代に活躍した

ジャッキー・ロビンソンが付けた

背番号42は、

現在はメジャー、マイナー全球団共通の

永久欠番となっています。

 

それは白人、黒人、アジア系、ラテン系

人種を超えて

彼だけに与えられた栄誉です。

 

 

ウサイン・ボルトは黒人が理由で

100mの記録に

+0.1秒でもされるでしょうか??

 

そして彼の記録を偉大では無いと

誰かが言うでしょうか??

 

 

デンゼル・ワシントンの演技と実績は

誰かに批判されるものでは無く、

マイケル・ジャクソンの音楽は

永遠に残ります。

 

 

実績は批判の介入を拒みます。

 

 

それは栄誉に対して

言える事であると同時に、

負の実績に対しても言えます。

 

 

黒人が犯人扱いされる。

 

黒人の犯罪率が高いのは事実です。

 

警察は統計データから犯罪予測、

捜査の目星を絞り込みますが、

その負の実績が影響しています。

 

犯罪率が高いのは、

貧困率が高いからだ。

 

貧困率は、

教育水準が低いからだ。

 

全ては国の政策が悪い!!

 

と繋がりがちですが、

そこから這い上がった

偉人も沢山います。

 

多くの白人には成し得なかった

栄誉を勝ち取った人も居ます。

 

 

「差別と闘う」とは、

目的が崇高なら手段は許される、

との極論を振りかざし

犯罪行為を犯しながら、

実績を無視して叫ぶものでは無く、

栄誉ある実績を積み上げて

批判の介入を許さぬ立場となる

過程の努力を言うのだと思います。

 

背番号42が、

人種、肌の色に関わらず、

誰もが到達出来ない

栄誉を受けているように。

 

 

 

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