先日、

フジテレビとテレビ朝日の

ワイドショーで

「今月の映像」として、

「3月の映像」を放送し、

「人々が自粛せず街に出て来ている」

という印象操作を行いました。

 

5月の映像に、

既に販売していない

マックの期間限定品の看板などが

写り込んでいた為に発覚しましたが、

これは「ミス」では無く、

明らかな「意図」です。

 

 

私の学術的専門は安全保障、

その中でも

メディアのプロパガンダを

専門としますので、

この程度のすぐに発覚するような

程度の低い印象操作は

メディアの世界では

日常的に行われている事を知っています。

 

すぐに発覚するレベルの低さは、

そのまま日本のメディアの

レベルの低さと言っても良いでしょう。

 

そして同時に、

悲しい事にそんな印象操作で

今まで騙す事が出来た、

日本人のメディアリテラシーの

レベルも低さでもあります。

 

 

人は

「事実」よりも

「イメージ」でこそ感情が動き、

そのイメージに引きずられたまま

行動に移します。

 

 

欧米のプロパガンダでは、

国1つを消し去る、

国の体制をひっくり返す程の

威力を発揮するケースがありますので、

イメージの力は恐ろしく、

それを知るからこそ、

メディアは印象操作を仕掛けてきます。

 

 

そのように怖い実例では無いですが、

私たちの日常に近い所では

ニュース番組のお天気映像や

街頭インタビューがあります。

 

「今日はとても暑くなり・・・」

とのナレーションと共に

映し出された映像が、

昨年も一昨年も使われていた映像であり、

暑くなった当日の

映像では無い例もあります。

 

季節のお天気映像ですら、

より暑そうな印象を与える

映像に改変されます。

 

また、

多数の街頭インタビューなどに

色々な服装で答える

左派活動家の人物もいます。

 

それぞれの番組だけを観れば、

特定の人物が

いつも答えているとは思わないでしょう。

 

 

「メディアは印象を操作する」

 

これは世界中、思想に関係無く

そのような特性を持ちます。

 

 

例えばアメリカにおいて、

主要メディアを全方位的に敵に回す

トランプ大統領ですから、

その欠点や失点ばかりが報じられ、

印象操作で

不人気っぷりが演出されますが、

大統領選挙を控えた

この時期の支持率を

過去の大統領たちと比較すれば、

「大人気」と

メディアが印象操作をし続けた

オバマ前大統領の支持率をも

上回る支持率を

トランプ大統領は得ています。

 

 

メディアが報じるのは

「現実」では無く、

「イメージ」であり、

その差を見極められる

メディアリテラシーを

持ち合わせていない場合、

テレビは視聴者にとって

有害な存在となり、

「メディアの犬」にされてしまう

危険性があります。

 

 

現内閣の方針や対応に関して、

納得が出来ない部分、

不満な部分は多々あります。

 

しかし、だからと言って

日本の新型コロナへの対応が、

医療崩壊も爆発的死者数増加も

経済の完全停止も生まず、

対人口比死者数が世界でも特に低く、

その対策が世界で

現在は評価されている事とは

別問題であり、

評価すべき部分さえも評価出来ない

印象論だけのメディアに

乗ろうとは思いません。

 

 

テレビは観るほどに馬鹿になる。

 

PTAが嫌うバラエティの話では無く、

ニュース番組にこそよく思います。

 

 

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