小学生でLAに移住した私、
元々小学校での成績も悪く、
勉強なんてしてきませんでしたし、
日本人が少ない現地校に入り、
日本語との接点も
少なくなっていきます。
そうなると、
元来低かった私の漢字レベル。
そこから一方通行で
低下していくだけとなります。
日系の塾にも通いますが、
シャーペン一本ジーンズに差して、
紙も消しゴムも
持たずに行く状態ですから、
何かを学習する気はありません(笑)
そんなある日の漢字の試験。
全ての漢字の試験、
何かしらは書きましたが、
ほぼ暴走族の当て字のような状況で
全問×でした(笑)
ただ、
「はいいろ」
に関しては、
黒偏に白
「黒白」
と書いて提出。
先生に
「惜しいなぁ~
個人的には〇なんだけど」
と言われる、
その後もこんな答えがあったと
語り草となる新語を生み出しました(笑)
高校も末期になる頃には、
自分の名前の漢字さえ
微妙になる状況。
そして迎えた大学受験、
慶応大学を受験した折に
試験問題の一部に
やはり漢字の問題がありましたが、
当然全問白紙です。
防衛大学校の受験は小論文でしたが、
「長所」「短所」と書くつもりが、
「短」が出てきません。
止む無く「良い所」「悪い所」と
小学生の様な単語力で
各県の優秀生徒会長が集まる
防大の推薦入試を戦います。
ま、合格するはずはありません。
横浜国立大学の入試も小論文。
もはや漢字を書こうという努力も薄れ、
ほぼ全面平仮名な
平安文学的な小論文を書き、
「終わった者は退出して良し」
と言われた試験開始20分で
真っ先に試験会場を後にし、
後は教室外で
煙草を吸っている状況でした。
そんな平安文学な小論文で、
この時は合格するんですから、
試験って分からないですね~。
そして、そんな私が
日本語で本を出すんですから、
人生もまた分からないですね(笑)
「偏差値30の東大生」