『The Sound of Waves』は

私が初めて通して読んだ

日本文学作品です。

 

それまで『走れメロス』や『雪国』の

冒頭部分などは

教科書で読んでいましたが、

しっかりと本一冊を読み切った

日本文学作品は同作品が初でした。

 

 

『The Sound of Waves』なんて

こ洒落たタイトルの

文学作品なんて聞いたこと無いよ。

 

という方も、『潮騒』と聞けば

ご存じでは無いでしょうか。

 

三島由紀夫を代表するこの作品、

何故わざわざ

英語タイトルを書いたかと言うと、

LAの高校の2年時、

アメリカでの「国語」にあたる

英語の授業において、

この『潮騒』が課題図書だったから。

 

 

この頃、

『潮騒』なんて文学作品の存在は

知らなかったものの、

作者名のYukio Mishimaの名は

流石に知っていましたので、

「英語」の授業を円滑に進めるために

「日本語」で読もうと三島由紀夫の本を

日系の本屋で探します(笑)

 

当時はウィキペディアも無いですから、

『The Sound of Waves』が

なんて作品かも分かりませんでしたが、

日系の本屋に『潮騒』があり、

単語の関連性から推測しました(笑)

 

 

この時、

日本語で『潮騒』を読んだのが、

私と日本文学との出会いとなりました。

 

 

続いての英語の授業での課題図書が

ウィリアム・ゴールディングの『蠅の王』

 

当然英語で読むよりも

遥かにマシですので、

こちらも日本語版を買って読みました。

 

 

さらに、高校の図書館の所蔵作品を

興味本位で調べてみたら

『Snow Country』

『The Sound of the Mountain』

がありました。

 

両方とも川端康成の作品で

『雪国』と『山の音』です。

 

アメリカの高校の図書館にも

入っているんだ~と

ここから日本文学作品に興味を持ち、

新潮文庫の100冊から

三島由紀夫、太宰治、川端康成、

井伏鱒二、谷崎潤一郎、安部公房、

司馬遼太郎など読むようになり、

日本人が少ない学校で、

英語の方がよく使うアメリカ生活の中で、

徐々にあやふやになる

日本語の維持に大いに役立ち、

恐らく今の日本語力にも

繋がっていると思います。

 

 

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