新型コロナウィルスのニュースが

世界中を駆け巡っています。

 

この問題を巡っては

様々な論点や問題点があり、

それはそれぞれに

今後検証していく必要性が

あると思いますが、

安全保障を特にプロパガンダ・広告から

研究してきた身としては、

情報無きままの

ネット世論に注目しました。

 

 

具体的には、

今回の日本政府による

武漢へのチャーター便の派遣に関して、

「日本政府の対応の遅さ」

「日本の後手後手の対応」

といった文言が

ネットで拡散した状況です。

 

今回のチャーター便の対応に関して、

2人の帰国者が

ウィルス検査を拒否した事、

それが許された事、

完全隔離の措置は

本当に不要だったのか、

など色々と面からの

問題提起は出来ます。

 

しかし、それとは別に

「対応の遅さ」という事に関しては、

フランスでもイギリスでも

オーストラリアでも、

 

日本は既に自国民を

チャーター便で帰国させているのに、

我が国は何をやっているのか!!

 

と報じられているくらい、

日本のチャーター便は

世界で早い対応の1つでした。

 

世界が武漢に駐在する自国民に対して

どのような対応をしているのか、

という情報が無いままに、

日本政府の対応が遅い、

と論じる。

 

情報・事実が無いままに

事実・論評が生まれて来る。

 

これは「デマ」や「フェイクニュース」にも

通ずる問題ですし、

「プロパガンダ」にも関連付けられる

問題だと思います。

 

 

オーストラリアは、

武漢からの帰国者を、

武漢からは脱出させるものの、

本島から数千キロ離れた離島に隔離し、

経過観察を行う予定です。

 

日本もオーストラリア同様に、

折角の島国なのですから、

その利点を生かして、

それこそ新型コロナウィルス対策を

今後のバイオテロへの

テストケースにするくらいの意気込みで

徹底した管理を行っても

良かったのでは!?とも思いますが、

自国民を帰国させた

という事実に関しては、

世界のどこよりも早急に対応し、

帰国させています。

 

 

情報無き感情論の論評が

世論化していく。

 

意図的な嘘を拡散する

デマともまた異なる、

感情論の世論化。

 

ネット時代の新たな

プロパガンダツールでもあり、

どうコントロールするかで、

政権も国家も、

その命運を左右する事になる

ツールですね。

 

 

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