イランが

イラクにある米軍基地に向けて

ミサイルを発射したその日、

イラン国内でウクライナの旅客機が

テヘランの空港を離陸して

数分後に「墜落」しました。

 

アメリカやカナダは

情報筋からの報告として、

イランの地対空ミサイルが

ウクライナ機を「撃墜」したと主張し、

イラン側は即座に否定、

機械トラブルであると

主張していました。

 

しかし、

墜落から3日が経った今日、

イランは軍による誤射によって

「撃墜」したことを認めました。

 

 

墜落直後、

ブラックボックスの回収も

される前から機械トラブルと発表し、

墜落現場も証拠保全する事無く

機体の破片などを回収、

それら一連の行動は

「墜落」とのイランの主張に対して

欧米の疑念を

さらに高める結果にしか繋がらず、

EUは懸念を表明し、

ドイツのルフトハンザ航空は

イラン便の休止を発表していました。

 

そんな中で、

次々と出て来るイラン市民が撮影した

墜落の映像の中に、

ミサイルらしき閃光が空に向かって飛び、

空中で破裂し

「何か」が炎に包まれる映像などもあり、

一連のアメリカとの対立の中、

アメリカの情報よりも

自国の発表を比較的信じていた

イラン国民がイラン軍の誤射を

証明していく形となりました。

 

これだけ映像が出て来て、

しかもアメリカも

イラン軍のミサイル発射のデータを

持っていると言われていますから、

傷が浅い内に

認める形となったのでしょう。

 

 

イランが使用した地対空ミサイルは

ロシア製のトールM1であり、

このミサイルの破片も

見つかったとされます。

 

同地対空ミサイルは、

地対空ミサイルを積んだ戦車のような

自走式の兵器で、

48の目標を探知、

10の目標を追尾し、

2つの目標を攻撃出来る

ハイテク兵器です。

 

とすれば、

ウクライナ機の離陸直後から

探知していたと思われますので、

これを敵と誤認することは

通常であれば考え難いです。

 

しかし、

これはアメリカの見方、

イランの発表共に

一致する所ですが、

緊張状態にあった中での、

本当に偶発的な

「人為的ミス」だったのでしょうね。

 

国家が必死で隠そうとする

安全保障上の情報でさえ、

世界中に放送局があると言われる

SNSの時代には

隠す事は困難であることを

改めて示した

今回の撃墜事案でした。

 

 

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