現金派の私、
キャッシュレスにも
なんちゃらペイにも興味はありません。
勿論、
鉄道に乗るのはSUICA、
必要性があるので
航空チケットを買う用に
航空会社系のクレジットカードは
持っていますが、
後は基本的に現金払いが好きです。
食道楽として
食べたいものを過不足無く
食べられたら満足ですので、
何とかポイントや
電子決算での何%引きなどについて、
考えるだけ面倒になってきます(苦笑)
とは言え、
流石にタンスに現金を
貯め込んでいる訳ではありません。
貯蓄や節税については、
上手く考えなければ、
ただただ国にお金を
吸い上げられていくだけですからね。
ここからは経済学の話ですが、
国は毎年色々と
増税や減税を組み合わせて、
どんどん複雑で
一般人には理解不能な税制を作り上げ、
対策を取らない人から
莫大な税を徴収しようと試みます。
税の問題というと、
所得税率、法人税率、相続税、
消費税などが多くの場合問題となります。
しかし、
最も身近な増税は、
全ての方の現金資産に課される
「インフレ」となります。
ここで言う「インフレ」とは、
「物価上昇」の事を指して話を進めます。
日本に限らず、多くの国は
このインフレの毎年の目標を
2%前後に定めます。
これを「インフレターゲット」と呼びます。
そして目標通り、
2%の物価上昇を
国が達成できたと仮定しましょう。
それは、
今年100万円で買えていた商品Aが、
来年には102万円に
なることを意味します。
そして、それは同時に、
今年の100万円の価値は、
来年には2%下がることも意味します。
何故か。
商品Aを買うのに
今年は100万円でしたが、
来年は100万円では
足りませんからね。
今年の100万円よりも
来年の100万円の方が
価値が低いんです。
そうなると、
タンス預金で100万円を保有していても、
毎年2%ずつ価値が
目減りし続けることになります。
では、銀行預金はどうか。
現在、国が2%ずつ
物価を上げようとする中、
銀行では0.1%にも満たない
金利しか付きません。
仮に0.1%で計算すると、
100万円の預金が、
来年も「同じ価値」である為には
102万円にならなければいけませんが、
銀行預金は100万1千円にしかならず、
私たちは金利を
「貰っている」ように思いながらも、
「金額」では無く
「価値」の面から見れば、
実は銀行に1万9千円を
「払っている」状態となります。
直接増税や税金が
影響していないように見えても、
私たちの生活が常に実質増税に
襲われているのが分かると思います。
では何故国は物価を上げたいのか。
それは企業側から見れば、
商品Aを売ることで
今年よりも来年の方が
2万円多くお金が入り、
増収となるからです。
増収した企業が、
社員の給与を上げたり、
雇用を増やすことで、
経済を成長させるモデルを目指し、
インフレ率2%を目標とします。
その意味からも、
給与が毎年2%以上増加する、
2%以上の利率の金融商品や
配当率の企業に投資している、
という状況でない場合、
常に「実質増税」の中で
お金の価値を
減らしてしまう事になってしまいます。
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