ここ最近の日本の風潮で

少し気になっている事があります。

 

それは、

世界からの賛美を求め過ぎる所。

 

世界の人たちが

日本を賛美するような番組が

いくつも作られたり、

ネットニュースを観ていても、

世界が如何に日本を賛美しているかの

ニュースが目立ちます。

 

 

トップの者が堕ちていく時、

周囲にイエスマンを配した時です。

 

全体がどう言っているかではなく、

耳心地の良い自分への賛美だけを

聞くようになった時、

トップもその組織も堕ちていきます。

 

 

何故そんな状況になるのか。

 

自信が無いからでしょう。

 

自分への批判に対処するだけの

自信が無いので、

イエスマンに賛美だけを

求める事になります。

 

 

今の日本が陥っている心の病は、

まさに賛美だけが聞きたい

状況のように思えます。

 

 

世界を探せば、

必ず日本が大好きで

日本を賛美してくれる人は

見付かります。

 

韓国人でも、

日本が大好きで

日本の主張に概ね沿った発言を

してくれる人物を

見付ける事は出来ます。

 

しかし、そういう人を

数人見付けたからと言って、

今の韓国を

親日国とは思わないでしょう。

 

 

何故今の日本は

これ程までに世界中からの

賛美を求めるのか。

 

大切なのは、

日本好きな方の日本賛美の声を

聞いて安心する事では無く、

日本への批判の声に

間違っていたら反論し、

直すべき所は直すことでしょう。

 

ゴミ拾いへの賛美に

うっとりするのではなく、

ゴミに溢れる繁華街の実情こそが

直すべき問題であり、

おもてなしへの感謝に

満足するだけではなく、

国内のマナー違反が

減らない現実に対処すべきでしょう。

 

例えば、世界の人が日本に集まった

ラグビーW杯での

日本への感謝の言葉に誇りを抱き、

そういう部分を強化する事は

大切な事だと思います。

 

しかし、

日本のここが凄い、

日本のここが好き、と

外国の方に言ってもらい、

それに満足してしまっては

より良い日本は作れません。

 

 

現在の日本は、

外国の方たちからの

賛美を聞かなければ

自信を無くしてしまうくらい、

社会として心が弱っているのかなぁと、

最近の風潮を鑑みて

危惧してしまいます。

 

 

6月24日新刊発売!

 

Amazonにて販売中

 

 

■ 講演 ■ 
「偏差値30の東大生」
何故偏差値30のLAの不良は
東大大学院まで進めたのか

講演料:50,000円+交通費
90分を超える場合は要相談

 

講演お問い合わせはこちらから

 

 

ポストお問合せはこちらからポスト

 

取材、出演、執筆依頼 コンサルティング相談など

 

ペタしてね