人の記憶は必ずしも

自分の経験を基には

していなかったりします。

 

 

ある実験において、

被験者の女性に

十代の頃の思い出を語ってもらいます。

 

そこで出てきた

女性と親友とのエピソードに、

実験者がある改変を加えます。

 

女性と親友の楽しかった思い出に、

 

「その直後に

親友と喧嘩をしたようですね」

 

と加えます。

 

それは事実では無いので

女性は戸惑いますが、

 

「あなたの母親に

聞いたエピソードです」

 

と付け加えます。

 

納得がいかない女性は

首を傾げつつ帰路に就きます。

 

当然です、

存在しないエピソードですからね。

 

 

しかし、

後日改めて被験者の女性に

思い出を語ってもらうと、

詳細に親友との

喧嘩のエピソードを語り始めます。

 

何故喧嘩に至ったのか、

どんな喧嘩だったのか、

詳細に語りますが、

それは存在しないエピソードです。

 

この時点で、

被験者の女性の記憶は

「書き換わり」ました。

 

これは催眠術では無く、

実験者は被験者の女性に

実際には存在しない

異なる事実を示しただけです。

 

その上で、

女性はその示された事実に即して

記憶を再構築し、

存在しないエピソードが

「思い出」として

「事実化」されていきました。

 

この直後に実験者は

一連の実験のネタ晴らしをし、

親友との喧嘩が無かったことを示し

記憶を元に戻しますが、

人の記憶、

人が事実だと思っているもの、

が如何にあやふやであるかが分かります。

 

 

話が変わって忍者の話です。

 

多くの人は「忍者」に対し、

黒装束に身を包み、

闇の中を超人的な動きで移動し、

手裏剣を駆使して敵を倒す、

そんなイメージを

抱いてはいないでしょうか。

 

実際には、

そんな忍者はほぼ存在しません。

 

忍者の多くは

一般人、修行僧、商人に扮して

昼の雑踏の中移動し、

往来の中で情報収集を行います。

 

忍者は目立たない事が重要でした。

 

そして、海外に行くと

「忍者=超人&黒装束」の

イメージがより強くなります。

 

映画やアニメなどで

そういった忍者を繰り返し観る事で、

日本人よりも少ない

日本に関する情報の中、

忍者とは

「黒装束で超人的活躍をする武人」

と刷り込まれ、

それが「事実」として固定化します。

 

 

さて、

この2つの話から言える事は、

韓国が仕掛ける

「日本人にとって」荒唐無稽な

嘘情報の発信は、

繰り返し言い続ける事で、

 

「韓国人扇動者」にとっても

「記憶が書き換わり」事実化していき、

 

一般の韓国人にとっても

「事実」として認識され、

 

日韓に関する情報も興味も無い

世界中の人々にとっては、

その荒唐無稽な情報だけが

日韓関係の情報であり、

当然それが「事実」として認識されます。

 

旭日旗であれ、

レーダー照射問題であれ、

徴用工問題であれ、

荒唐無稽だと高を括っているのは

日本人だけであり、

初めて聞く人も、

嘘情報を流す本人も、

それが確実に

事実化し固定化していきます。

 

それが、容易に書き換わる

人の記憶のメカニズムであり、

事実よりも

最初のイメージが事実化する

人の認知メカニズムの特性です。

 

 

韓国が嘘を百回

世界に対して発信するならば、

日本は真実を百五十回

発信しなければ

嘘を打ち消すことは出来ません。

 

嘘を百人のIOCやWTOの委員に

メールするのならば、

百五十人の委員に日本側の主張を

メールしなければいけません。

 

 

嘘を嘘と知る人は、

その荒唐無稽さをバカにし、

対処が遅れがちとなります。

 

しかし、それは

情報戦、世論戦における遅れであり、

既に後手となってしまっています。

 

日本国政府、日本の各種団体、

情報を持つ個人が

積極的に情報を世界に向けて

発信し続けなければ、

世界における事実が、

我々が認識する真実とは

異なるものとなってしまう

危険性があります。

 

 

記憶は書き換わる。

 

個人間の嘘も、

国家間の嘘も、

百篇つく前に修正しないと、

嘘が事実となってしまいます。

 

 

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