安全保障の世界に

「ソフトパワー」

というキーワードがあります。

 

武器等の

「ハードパワー」に対して、

文化や経済も同様に

「パワー」である、

として捉える言葉ですが、

21世紀に入ってからは、

ハードパワー以上に重要な

パワー概念であると言われています。

 

魅力的な文化を発信することによって

先方にこちらへの好意を抱かせ、

国際影響力や外交交渉を有利に

運ぶことが出来ますからね。

 

 

そんなソフトパワーを、

その単語を知る以前に

身を持って実感した高校時代ですが、

翻って現在の状況を見ると、

日本の代表的コンテンツであるアニメも、

制作に関わる

企業やアニメーターを見ると、

中国、韓国の会社に

多くを依存しています。

 

さらに歌、ドラマなど、

韓流と呼ばれる韓国ソフトパワーが

アジア圏を席巻していますし、

一部はアメリカにも到達しています。

 

かつてとは逆に、

日本人が韓流スターの恰好などを

真似るようになっています。

 

映画分野では、

ハリウッドにまで進出する

中国の台頭に対して

日本は足元にも及びません。

 

ハリウッドは

完全に中国に屈した形となり、

中国に都合の悪い作品は

作られなくなっています。

 

 

このように、

既にコンテンツ発信力として

後れを取っている状況で、

日本得意のアニメに関しても

アジア圏への外注を通しての

技術移転及び国内の衰退化が進み、

家電分野での失敗を

再び犯そうとしています。

 

コンテンツが持つ力は、

一国の安全保障の

軍隊のパワーにも等しいですので、

何を日本の国益とするのか、

考えながらポップカルチャー産業の

育成と成長をしなければいけませんね。

 

 

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