LAで過ごした90年代、

日本のバブルも崩壊し、

エコノミックアニマルと呼ばれた

経済的な影響力も

失われつつありましたが、

それでも日本のポップカルチャーは

一定の力を持っていました。

 

現在では「アニメ」「マンガ」は

そのまま英語になり、

米系の本屋にも

英訳された日本の漫画が

数多く並んだりしますが、

その萌芽はこの頃から

徐々に見られるようになっていました。

 

「ドラゴンボール」や

「スラムダンク」などの

人気作品の漫画最新刊を、

駐在員の子供が学校に持って来ると、

アジア人たちが群がり、

2時間目はオレ、

3時間目はオレ!!

と奪われてました(笑)

 

 

筋肉バカの小柄マッチョなA君、

化学の授業のエピソードで

登場した人物ですが、

 

「スーパーサイヤ人です!!」

 

と言いながら

授業中でも上半身裸になり

筋肉を見せるヤツでした(笑)

 

それを「ドラゴンボール」を知らない

アメリカ人相手にもやるので、

キョトンとされてました。

 

「彼女が出来ない」

とよく嘆いていましたが・・・

学校で突然

スーパーサイヤ人になる奴に

出来る理由が見当たらない(苦笑)

 

 

そんな中、

最強コンテンツの1つだったのが

ドラマ「101回目のプロポーズ」

 

同ドラマ、

どういう経路かは分かりませんが、

アジア各国で放送され

人気だったようで、

高校のアジア人たちの間でも

有名でした。

 

その結果、主題歌の「Say Yes」は

アジア共通歌状態で、

台湾人、韓国人、香港人、タイ人

などの集まりの中、

それぞれの言葉の共通項は

あやふやな英語ですが、

それ以外は「Say Yes」(笑)

 

皆メロディを知っているので

ある程度歌えるんですよね~。

 

「よっけい~な~♪も~の~など~

ワニャモニャ~♪」

 

と歌い出しの2フレーズだけが

妙に完璧。

 

そこから先は

途端にあやふやになりますが、

ネットも何も無い時代、

聞き覚えだけで

異国の歌の最初の2フレーズが

完璧に歌えたら凄いですし、

同様に

 

「ワニャモニャニャ~Say Yes♪」

 

と最後の英語だけ

妙に声も大きくなり、

アジア人共通で

そこだけ自信満々に歌い上げる

異様な光景が

学校で一時期流行ってました(笑)

 

 

さらに、

香港人、韓国人の友人共に

知っていたのが徳永英明さん。

 

韓国人の友人から

 

「イチバンSong知ってるか??」

 

と言われ、突然歌われます。

 

私は徳永英明さんのファンで

CDはほぼ持っていましたので、

「イチバンSong」

なんてものは知りませんが、

歌われて即分かります。

 

「最後の言い訳」という曲の

サビの歌い出しが

「一番~♪」なんですよね。

 

彼のお気に入りの曲のようで、

「イチバン~」

だけが妙に綺麗な発音で、

あとはあやふやながら、

よく学内で鼻歌を歌ってました。

 

香港人の友人の家でも、

これ、日本語で歌ってくれ!!と

徳永英明さんの歌を

広東語の字幕のカラオケ機で

歌わされました。

 

タイトルが既に中国語なので

どの曲なのかは

イントロが始まってから

私の方で理解するという

無理難題カラオケ!!

 

CDを聴き込んでいて

歌詞を知っているからこそ

乗り切れました(笑)

 

 

私よりも上の世代の方たちですと、

谷村新司さんなどが

アジア共通で歌える歌手として

認識されていましたね~。

 

中国や韓国で「昴」を歌ってきた、

なんて話はよく聞きました。

 

日本のコンテンツが

強かった時代ですね。

 

 

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