スパイと言うと、

『007』や『ミッションインポッシブル』

などを思い浮かべますが、

彼らが行っているような

目的地に潜入するだけが

スパイ活動ではありません。

 

 

スパイ活動には、

情報を収集する「諜報」、

集めた情報を分析する活動、

敵国による情報収集を防ぐ「防諜」、

破壊工作

などの分野があります。

 

諜報と破壊工作は

敵地での活動となりますが、

防諜と分析は

自国内での活動となります。

 

 

破壊活動は一旦置いておいて、

スパイ活動における掛け金は

「情報」となります。

 

情報を巡る攻防戦であり、

その為に様々な情報を駆使して

情報を引き出す、

情報ゲームとなります。

 

 

相手方の情報を引き出すこと。

その情報を分析すること。

こちらの情報を出さない事。

偽情報を相手に掴ませ撹乱する事。

敵国スパイを捕らえ

二重スパイに仕立てること。

 

これらが有史以来

人類が戦争の中で培ってきた

諜報戦の主だった役割。

 

華々しく映画のように

情報を引き出すことも重要ですが、

情報をしっかりと管理し、

奪われないことも

同等かそれ以上に重要です。

 

 

先日、

日本の新元号が決まりましたが、

安全保障の分野から見ると、

元号が決まったこと以上に、

首相、官房長官が

言わないと情報統制を敷いた

他の元号案や立案者、

選定過程の内実などが

翌日には駄々洩れの日本・・・

大丈夫か!?

 

知られると日本が安全保障的に

危機に陥る国家機密では

無いかもしれませんが、

言わないと明言した情報が

翌日には出る情報統制の甘さは

一事が万事であるとも言えます。

 

情報統制の甘さは

新聞によって世界中に発信され、

少し調べれば誰が口が軽く

情報を漏らすのかも

スパイにはすぐに分かるでしょう。

 

国家であれ企業であれ家庭であれ、

安全の基本は情報防衛から。

 

どんな元号案があったのかを

嬉々として報じるメディアと

それに情報を提供する誰か。

 

 

本当はそれどころではない問題を、

世界中に発信しているんですよね(><)

 

 

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